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いすゞトラヴィオ キャンピングカー|旧カムロードと何が違う?2026年最新モデルを徹底比較

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「普通免許で運転できる新型キャブコンがあるらしい」――そんな話を耳にして、いすゞトラヴィオをベースにしたキャンピングカーに興味を持ち始めている方も多いでしょう。でも、実際のところ「従来のカムロードベースと何が違うのか」「どのメーカーのモデルを選べばいいのか」までは、まだしっかり把握できていないのが正直なところだと思います。

この記事では、2026年1月にジャパンキャンピングカーショーで発表された最新モデルの情報を中心に、トラヴィオキャンピングカーの実力を徹底解説します。結論から言えば、トラヴィオベースは走行性能・居住性・電装システムのすべてで旧型から大きく進化しており、特にバンテックの「コルドリーブス」とNTB(日本特殊ボディー)の「エクスペディションストライカー」は、まったく異なるアプローチでこのベース車の魅力を引き出しています。免許制度の変更に留まらない「本質的な価値」を、ユーザーのリアルな声や独自の比較表を交えながら紐解いていきます。

そもそも「トラヴィオ」って何?カムロードと何が違うの?

いすゞトラヴィオは、2024年11月に登場した「いすゞエルフミオ」をベースとする新型キャンピングカー専用シャシーの名称です(いすゞ自動車公式情報、2024年発表)。従来、キャブコン(キャブオーバー型キャンピングカー)のベース車として広く使われてきたのがトヨタ・カムロードでしたが、このトラヴィオはカムロードの後継というより、まったく新しいプラットフォームとして開発されました。

最大のトピックは、AT限定普通免許で運転できることです。従来のカムロードディーゼルターボモデルは車両総重量が3.5トンを超えるため、準中型免許(5トン限定)が必要でした。それに対してトラヴィオは車両総重量を3.5トン未満に抑えているため、普通免許(AT限定含む)で運転可能になっています(NTB公式サイトの諸元表より)。

でも、トラヴィオの真価は免許の問題だけではありません。バンテック京都スタッフブログ(2026年2月)によれば、新型コルドリーブスはカムロードベースの旧型と比べて車高が80mm低くなり、室内高は1,920mmを確保。低重心化によって乗り心地と安定性が向上し、同時に室内空間の広さも両立させているのです。エンジンは1.9リッター直列4気筒ディーゼルターボ(RZ4E型)で、最高出力120PS、最大トルク320N・mを発揮。低速トルクが太いディーゼルならではの力強さと、カムロード比で静粛性が向上した点も見逃せません。

2026年最新モデル:JCCSで発表された3つの注目車種

2026年1月30日から2月2日にかけて開催されたジャパンキャンピングカーショー2026(JCCS)では、トラヴィオベースの新型車が相次いで発表されました(carview!/くるまのニュース、2026年2月報道)。ここでは特に話題を集めた3モデルを紹介します。

バンテック「コルドリーブス」:電装革命と低重心化の旗手

バンテックが従来のカムロードベース「コルドリーブス」をフルモデルチェンジ。最大の特徴は、新開発のサブフレームを採用したことで実現した低重心・低床設計です。全長4,990mm、全幅1,990mm、全高2,870mmというサイズで、室内高は1,920mmと、大人がゆったりと立って移動できる広さを確保しています(キャンピングカーファン、2026年2月)。

電装面では、バンテック独自のリチウムイオンバッテリーシステム「ILiS ME(イリス・ミー)」を標準搭載。容量はなんと8kWhで、オプションで最大16kWhまで拡張可能。3,000Wのインバーターを標準装備しているため、電子レンジやエアコンを走行中でもバッテリーで快適に使えるのが強みです。参考価格は1,254万円(税込)で、価格.comのクチコミ掲示板などでは「価格は高いが、この装備なら納得」という声が複数見られました。

NTB「エクスペディションストライカー」:悪路走破志向とフェーズフリー認証

一方、NTB(日本特殊ボディー)が発表した「エクスペディションストライカー」は、キャブとシェルを切り離す構造を採用した、悪路走破性を追求したモデルです。全長4,955mm、全幅1,800mm、全高3,000mm(NTB公式諸元)。オールアルミ製のシェルによって従来モデルより150kgの軽量化を実現したほか、日本で初めて「フェーズフリー認証」を取得したキャンピングカーとしても注目されています(carview!/くるまのニュース、2026年2月)。

フェーズフリー認証とは、日常使いはもちろん、災害時などの非常時にも安全に使えることを第三者機関が認定するもの。このモデルはアウトドアレジャーだけでなく、防災用の備蓄スペースや非常用電源としての活用も視野に入れた設計になっています。参考価格は994万円〜と、コルドリーブスよりは抑えめのスタート価格ながら、オプション次第で大きく変わる見込みです。

NTB OEMモデル「TaBee-Ks Jr.」:コンパクト志向の新選択肢

同じくNTBのOEM供給を受けたキャンパー鹿児島の「TaBee-Ks Jr.」は、全幅が1,770mmとコンパクト。これは日本の狭い道路や立体駐車場、一般の駐車場でもストレスなく扱えるサイズです(キャンピングカースタイル、2025年1月)。最小回転半径はトラヴィオベースの性能を活かして4.4mを実現しており、街乗りからワゴン車感覚で扱えるエントリーモデルとして注目を集めています。

トラヴィオ vs カムロード:数値で見る進化のポイント

ここで、トラヴィオベースと従来のカムロードベースを具体的に比較してみましょう。バンテックの公式ブログやカタログ値をもとに、実際にどう変わったのかを整理します。

走行性能と乗り心地
トラヴィオのRZ4E型エンジンは、カムロードに搭載されていたディーゼルエンジンと比べて、低速域からのトルクが太く、発進加速や登坂時のストレスが少ないと評価されています。また、低重心化によるロール(横揺れ)の抑制効果は、実際に試乗したユーザーから「カムロードより明らかに安定している」というSNS上の投稿が複数確認されました。ただ、現時点でトラヴィオには4WDの設定がありません。この点はSNSや掲示板で「雪国や林道に行くなら4WDが欲しかった」という不満の声も複数見られ、用途によっては大きな判断材料になるでしょう。

居住性と室内空間
カムロードベースの旧型コルドリーブスと比較して、新型は車高が80mmダウンしたにもかかわらず室内高がアップしました。これはフロア構造を徹底的に見直した成果です。実際の数値で言えば、新型コルドリーブスの室内高1,920mmは、身長180cm台の大人でも圧迫感なく過ごせる水準です。一方、全幅1,990mmのモデルと1,770mmのモデルでは、車内の広さと取り回しの良さがトレードオフの関係にあるため、自分の使い方に合わせた選択が求められます。

装備の充実度
電装システムの差は特に顕著です。NTB系のモデルは標準5kWhのバッテリーを搭載するのに対し、バンテックのILiS MEは標準8kWhと、1.6倍もの容量差があります。キャンプ場での連泊や電化製品を多用するスタイルなら、この差は非常に大きく響きます。

ビルダーごとの「思想の違い」が製品を分ける

一口にトラヴィオキャンピングカーと言っても、ビルダーによって設計思想がまったく異なります。ここが上位記事ではほとんど触れられていない「本当に知りたいポイント」です。

バンテックの方向性:「高級住宅」ではなく「走る高級ホテル」
バンテックは低重心化と電装システムに徹底的にこだわっています。ILiS MEは200V充電にも対応しており、電気容量が大きい分、エアコンやIHクッキングヒーターをバッテリーのみで長時間使えるのが魅力です。また、床暖房や両開き冷蔵庫など、長期旅を快適にする装備が標準で充実。価格は高めですが、「買ったら後悔しない」というユーザーの声がSNSで複数確認されています。

NTBの方向性:「タフネスと拡張性」
NTB系は、シェル構造の軽量化と悪路対応に軸足を置いています。オールアルミシェルは錆びにくく、軽量なので積載性にも余裕が生まれます。また、キャブとシェルを分離する構造は、万一の衝突時や経年劣化時のメンテナンス性にも優れていると言えるでしょう。フェーズフリー認証の取得は、災害時にキャンピングカーを「避難所代わり」に使うという発想を後押しする要素です。

OEMモデルの強み:選択肢の広がり
NTBは「HAYATE」「KAGAYAKI」「TaBee-Ks Jr.」など多数のOEMモデルを供給しており、価格帯やレイアウトのバリエーションが豊富です。たとえばKAGAYAKIは定員7名・就寝6名を謳うファミリーモデルで、後部2段ベッドが特徴。一方、TaBee-Ks Jr.は全幅1.8m未満の利便性を重視したカップル向けモデルです。自分の家族構成や使い方に合わせて選べるのは大きなメリットと言えるでしょう。

ユーザーのリアルな声:購入前に知っておきたい「5つの壁」

SNSや価格.comのクチコミ掲示板、Yahoo!ニュースのコメント欄を調査したところ、トラヴィオキャンピングカーに対してポジティブな評価が多い一方で、いくつかの共通した懸念点があることもわかりました。ここでは、上位記事にはあまり出てこない「購入をためらわせる要素」を5つにまとめます。

1. 4WDが選べない
前述の通り、トラヴィオには4WDモデルがありません。NTBのエクスペディションストライカーは悪路走破性を謳っていますが、それはあくまで車体構造や最低地上高の話であり、駆動方式は2WDです。本格的なオフロードや積雪地での使用を考えている方は、この点を重く見る必要があります。

2. 価格の高騰
コルドリーブスが1,254万円、エクスペディションストライカーが994万円〜という価格帯は、従来のエントリークラスと比べて確実に上がっています。複数のSNS投稿で「キャンピングカーが手の届かないものになってきた」という趣旨の声が確認されており、価格に対するユーザーのハードルはかなり高いのが実情です。

3. 全幅による駐車のしやすさ
全幅1,990mmのモデルは、日本の多くの立体駐車場(幅1,950mm制限)に入りません。また、狭い道路でのすれ違いや、観光地の駐車場でも気を使います。その点、TaBee-Ks Jr.のような全幅1,770mmモデルは圧倒的に扱いやすく、SNSでも「日常使いするなら断然コンパクト派」という声が複数見られました。

4. 重量と積載制限
トラヴィオは車両総重量を3.5トン未満に抑えている代わりに、積載量にも制約があります。キャンピングカーは水や装備品を満載すると重量が一気に増えるため、実際の使用可能積載量がどれほどかは各ビルダーに要確認です。

5. ビルダー間の比較情報の少なさ
複数のユーザーが「NTBとバンテックで標準装備が違いすぎて比較が難しい」と困惑していました。特に電装系の容量やシェル構造の違いは、カタログを読んだだけではイメージしづらいのが実情です。この記事で提供している比較表は、そうしたギャップを埋めるためのものです。

結局、どれを選べばいい?あなたに合った1台の見つけ方

ここまで読んでいただいて、トラヴィオキャンピングカーには複数の魅力的な選択肢があることがおわかりいただけたかと思います。では、どうやって自分に合った1台を見つければいいのでしょうか。

「旅のスタイル」で決める

  • 長期滞在型・電化製品を多用する → バンテック コルドリーブス(大容量バッテリーと快適装備が魅力)
  • 週末キャンプ・山道や林道も走りたい → NTB エクスペディションストライカー(タフなシェルと走破性)
  • 街乗りメイン・駐車のストレスを減らしたい → キャンパー鹿児島 TaBee-Ks Jr.(全幅1.8m未満の取り回し)
  • 家族で使いたい → NTB KAGAYAKI(大人数対応レイアウト)

「予算」で絞る
エントリーモデルを探すなら、TaBee-Ks Jr.やHAYATEが候補になります。一方で「これさえあれば10年乗れる」という完成度を求めるなら、コルドリーブスやエクスペディションストライカーへの投資も検討に値します。

「メンテナンス性」で考える
キャブとシェルが一体型のコルドリーブスは、走行時の剛性と静粛性に優れる反面、修復には専門技術が必要です。一方、分離型のエクスペディションストライカーは、将来的な修繕やカスタマイズの自由度が高いと言えます。

トラヴィオキャンピングカーのこれからと、今すべきこと

2026年時点でトラヴィオキャンピングカーは、まさに「過渡期」にあります。カムロードベースの在庫がまだ流通している中、新型トラヴィオへの移行はこれから本格化するでしょう。NTBやバンテックはすでに2026年モデルの受注を開始しており、今後はさらに多くのOEMモデルやカスタマイズバリエーションが登場することが予想されます。

ただし、現時点で注意すべき点もいくつかあります。まず、4WD非設定はメーカーの今後の対応次第です。いすゞ自動車から正式に4WDモデルの発表がなければ、当面は2WDでの選択を強いられます。また、価格については為替や資材高騰の影響で変動する可能性が高いため、最新の見積もりを各ビルダーに直接確認することをおすすめします。

ここで特に強調しておきたいのは、トラヴィオは「カムロードの代替品」ではなく「新時代のキャブコン」 だという点です。免許制度の壁を取り払ったことで、これまでキャブコンを諦めていた層にも扉が開かれました。同時に、低重心化と電装革命は、キャンピングカーの「快適性」の基準そのものを引き上げています。価格は上がったものの、その対価として得られる走行性能と居住性の進化は、実際に体感すると納得できるレベルにあると評価されています。

最後に、キャンピングカー選びで最も大切なのは「自分の使い方に正直になること」です。憧れだけで大きな車を選ぶと、駐車や維持費で後悔するケースもあります。トラヴィオには多彩なバリエーションがあるからこそ、比較表を片手に、実際の展示車を訪れて自分の目で確かめることを強くおすすめします。2026年のジャパンキャンピングカーショーで発表されたモデルは、すでに全国の販売店に順次配備が始まっています。まずは足を運んで、その進化を体感してみてください。

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