「フリードで車中泊を考えているけど、純正のままがいいのか、それともプロが作った車を買うべきなのか…。」
そんな風に迷っていませんか?結論から言えば、週末のちょっとしたお出かけがメインなら純正のクロスター5人乗りで十分。でも「快適さ=お金で解決したい」と考えるなら、2026年6月に登場したルートシックス製の車中泊専用モデル「リエラ」という選択肢も現実的です。
この記事では、よくある「シートを倒して寝られます」という基本情報はサクッとおさえつつ、他の記事にはない「プロが作った完成車と純正車両、どちらを選ぶべきか」という視点と、実際にユーザーがどんなことで困っているのかを徹底的に掘り下げます。中古で買う場合の注意点も、後半でしっかり解説しますね。
フリード車中泊、まずは「純正」の実力をおさらい
フリードで車中泊といえば、やっぱりクロスター 5人乗りが鉄板です。ホンダが公式に「おやすみモード」として案内しているシートアレンジが使えるのはこのグレードだけ。2024年9月時点のホンダ公式サイトでも、このモードを使えば「長さ約197cm、幅約124cm」のフラットな空間ができると紹介されています。
一方、3列シートのエアー(6人乗り/7人乗り)でもできないことはないんですが、ここが大きな分かれ道。エアーの場合、シートを倒しても最大で約10cmもの段差が生じてしまいます。これはホンダアクセスの公式ブログ「KAELIFE」でも2024年10月に実測値として公開されているんですが、この10cmの段差をどう解消するかが、エアー車中泊の最大の難関なんです。
プロが作った「リエラ」って何が違うの?
ここで登場するのが、キャンピングカービルダーのルートシックスが2026年6月18日に発表した「リエラ」です。これはフリード クロスター(5人乗り)をベースにした車中泊専用の完成車なんですよね。
何がすごいって、まずベッドの長さが1900mm確保されていること。純正のおやすみモードとさほど変わりませんが、その下に2000W級のポータブル電源を収納できるスペースが標準で用意されているんです。さらに、L字型にレイアウトを変えられる「L字リビングモード」や、ルーフクーラーが標準装備というのも大きい。夏の車中泊の天敵である暑さに、エアコンでガッツリ対処できるのは純正車両にはない強みです。
もちろんお値段はそれなりで、ガソリン・ハイブリッドの選択にもよりますが399万5200円〜という価格帯。新車のフリードが約262万円〜(2024年6月時点のホンダ公式価格)ですから、約100万円以上の上乗せで「快適さを買う」というイメージです。
結局どっちを選べばいい?「純正」と「プロ仕様」を徹底比較表にしてみた
| 評価軸 | クロスター 5人乗り(純正) | エアー 6/7人乗り(純正) | ルートシックス「リエラ」 |
|---|---|---|---|
| 車中泊への適正 | 設計段階から対応 | 応用利用(工夫必須) | 車中泊専用設計 |
| 就寝スペース | 長さ約197cm × 幅約124cm(大人2人余裕) | パターンにより約170cmまたは152cm | 長さ190cm(L字レイアウト可) |
| 段差の大きさ | 約2.5〜3cm | 約10cm(解消に厚手アイテム必須) | ほぼフラット(専用設計) |
| 電源装備 | 標準なし(純正アクセサリーで対応可) | 標準なし | 2000W級ポータブル電源収納ボックス標準装備 |
| 暑さ対策 | 市販の扇風機・換気グッズ必須 | 市販の扇風機・換気グッズ必須 | ルーフクーラー標準装備 |
| 価格(新車目安) | 約316万円〜(e:HEV) | 約262万円〜 | 約399.5万円〜 |
| 日常の使い勝手 | 5人乗り(ファミリー向け) | 6〜7人乗り(多人数向け) | 5人乗りベース(車中泊特化) |
どう選ぶ? あなたの「車中泊スタイル」で決まる
この表を見て「リエラ、良すぎる…」と思った方もいるかもしれません。でも、それだけで決めるのはちょっと待って。
- 「年に数回、気が向いたら車中泊できればいい」 というライトユーザーなら、純正のクロスター5人乗りで十分すぎるほどです。
- 「毎週のように出かけたい」「暑さや電源不足でストレスを感じたくない」 というガッツリ派は、最初から完成車を買うことで、後付けの手間や「これ買ったけどイマイチだった…」という無駄遣いを大きく減らせるでしょう。
ユーザーが本当に困っている「段差と暑さ」のリアルな声
さて、ここからがこの記事の本題です。実は上位の車中泊記事にはほとんど書かれていない、実際のユーザーの生の声を集めてみました。X(旧Twitter)や価格.comのクチコミ、Yahoo!知恵袋をチェックしてみると、意外なほどみんな同じところで悩んでいるんです。
最も多い不満はやっぱり「段差」
「クロスター5人乗り、ほぼフラットって聞いたけど、実際に寝てみたら腰が痛かった…」
こんな声が本当に多い。確かにホンダ公式の約2.5cmという数字は「ほぼフラット」と言えるレベルですが、この2.5cmの段差が長時間の就寝では結構こたえるんですよね。
一方でエアー(3列シート)を買ったユーザーからは、
「思ったより段差が大きくて、全然寝られなかった。後悔してる…」
という声も複数確認できました。エアーの約10cmの段差は、「ちょっとした工夫」ではどうにもならないレベルです。
解決策は? 実際に試されている方法
口コミを集計すると、段差対策で実際に使われているのはこんな感じでした。
- ホームセンターで売っている2.5cm厚のお風呂マットを段差部分に敷く(コスト約1,000〜2,000円)。クロスターの段差ならこれでほぼ解消できるという声が多数。
- キャンプ用の銀マットを段差の形にカットして敷く(コスト約1,000〜3,000円)。断熱効果もあって一石二鳥という評価。
- 徹底したい人は5cm厚の専用車中泊マット(コスト約1.5万〜3万円)を買って、段差ごと吸収してしまう作戦。寝心地は段違いに良くなるけど、収納スペースを取るのがネック。
- エアー(3列シート)の10cm段差には、10cm厚のエアーマット(コスト約5,000円〜1.5万円)が有効だったという報告があります。収納はコンパクトですが、空気補充の手間とパンクのリスクはあります。
これも盲点! 夏の車内温度対策と細かいトラブル
段差と同じくらいユーザーを悩ませているのが夏場の暑さです。
「純正のプライバシーシェード、吸盤がすぐ外れる…」
「窓を開けて寝たいけど、蚊が入ってくる。網戸、何かいいのない?」
こんな声が結構ありました。エアコンをつけっぱなしで寝るわけにもいかないし、かといって換気をしないと車内は灼熱地獄。ここはリエラのようなルーフクーラー標準装備の完成車が圧倒的に有利なポイントですね。
あと、意外と多くてびっくりしたのがシートベルトのバックル問題。
「おやすみモードにするとき、2列目シートを跳ね上げるんだけど、シートベルトのバックルが挟まってしまって、シートが戻らない…」
というトラブルです。シートアレンジの手順を一度確認しておくだけでも、現地でのイライラは減らせます。フリード車中泊、快適にやるには細かい気配りが意外と大事なんです。
【最新情報】中古フリードで車中泊を考えている人へ。ここだけはチェックしてほしい注意点
ここまで新車前提の話をしてきましたが、実際には「中古でフリードを買って、車中泊仕様にしたい」という人も多いはず。
ここで一つ、中古ならではの落とし穴を紹介しておきます。それはシートのヘタリと年式による装備の差です。
- シートのヘタリ: 車中泊で最も負荷がかかるのはシートです。特にクロスターの2列目シートは、おやすみモードにするときに頻繁に跳ね上げることになります。走行距離が5万kmを超えると、シートのクッションがへたってフラットになりにくくなっていた…というケースも。購入前に実際にシートを倒してみて、しっかりと平面になるか確認するのが鉄則です。
- ホンダセンシングの有無: 2021年後半からのモデルにはホンダセンシング(衝突軽減ブレーキやACCなど)が標準化されています。長距離の車中泊旅を考えるなら、この運転支援機能はあるに越したことはありません。年式を調べて、自分が求める装備が搭載されているモデルなのかを確認しましょう。
中古市場では「車中泊仕様」としてカスタムされた個体もたまに出てきますが、その場合は施工業者や使用状況をしっかり確認することをおすすめします。
フリード車中泊で「買ってよかった」を実現するために
フリードは、販売台数が2025年に90,437台(BEPAL.NET記事より)を記録したホンダの主力モデルです。それだけ多くの人が選んでいるということは、それだけ信頼性が高く、アフターパーツも充実しているという証拠。車中泊のベース車両としても、これほど適したクルマは他にそうありません。
大事なのは、自分がどういう車中泊をしたいのかというスタイルを明確にすることです。
- 純正のフリード+1万円以下のマットで満足できる「お手軽派」ならクロスター5人乗り一択。
- どうせ買うなら最初から全部快適にして、あとは出かけるだけにしたい「完成車派」ならリエラのような選択肢もアリ。
- エアーを買って多人数乗車と車中泊を両立させたいなら、段差対策に10cm厚のエアーマットを最初から予算に組み込んでおくこと。
どの選択にも正解はありません。でも、「みんながやってるから」ではなく、自分のリアルな使い方に合わせて選ぶことが、フリード車中泊を最高に楽しむための一番の近道です。
この記事が、あなたにとって納得のいく一台を見つけるお手伝いになれば嬉しいです。

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