「トライトンのキャンピングカー、そろそろ本気で買おうか考えてるんだけど、どのメーカーがいいんだろう…」
そう思って調べ始めたあなた、もう各サイトの基本スペックの羅列には飽きてきたんじゃないでしょうか。
結論から言います。2026年2月のトライトン本体の一部改良と、2026年1月のジャパンキャンピングカーショー(JCCS)でのコイズミ新ブランド「Bear Field」参入によって、トライトン キャンピングカー市場の勢力図は大きく変わりました。 今までは実質2社の選択肢だったのが、今は3社から選べる時代。しかもコイズミは「着脱式」という新しい切り口で攻めてきています。
この記事では、2026年8月時点の最新情報をもとに、各ビルダーの架装価格、シェルの特徴、そして多くの既存記事がスルーしている「重量」と「ナンバー」のリアルな落とし穴まで、徹底的に比較していきます。
まずはここをチェック!2026年モデルのトライトン、何が変わった?
いきなりビルダーの話をする前に、ベース車両である三菱トライトン本体の2026年モデルをおさらいしておきましょう。
2026年2月、三菱自動車はトライトンのラインナップを従来の複数グレードから、最上級グレード「GSR」に一本化しました。価格は551万8700円(税込)です(三菱自動車公式/2026年2月発表、確定事実)。
この一本化に伴い、従来はオプションだったヤマハ製パフォーマンスダンパーや、本革シート(レザーシート)、BOSEサウンドシステムがすべて標準装備になりました。つまり、何もオプションを付けなくても「走り」と「快適性」がかなり充実した状態で納車されるわけです。
このベース車両の価格と仕様を頭に入れた上で、次に架装ビルダーを比較していきましょう。
2026年、トライトン キャンピングカービルダーは「3社時代」に突入
2026年1月30日から2月2日にかけて幕張メッセで開催されたジャパンキャンピングカーショー2026(JCCS 2026)。このイベントで大きな話題を集めたのが、コイズミが新たに立ち上げたキャンピングカーブランド「Bear Field(ベアフィールド)」 でした(Auto Messe Web/2026年4月1日記事、確定事実)。
コイズミは従来、軽キャンパーやバンコンが中心だったメーカーですが、今回初めてトライトン用の着脱式トラックキャンパー「アウトランドクルーザー」を発表。これにより、トライトン キャンピングカーの選択肢は以下の3社になりました。
- コイズミ(Bear Field):新ブランドで参入。着脱式がウリ。
- ミスティック(Mystic):軽量シェルが特徴の老舗。
- フレックスドリーム(Flex Dream):ランクル専門店が手掛ける、走りに強い架装。
では、各社を詳しく見ていきましょう。
コイズミ「アウトランドクルーザー」:着脱式で「普段使い」を極めた新顔
コイズミの「アウトランドクルーザー」の最大の特徴は、なんと言っても「ボルトオン式(着脱式)」 だという点です。シェルを荷台に固定するのにボルトを使用しており、必要に応じてシェルを車体から取り外すことができます。
架装価格(シェル代)は297万円〜。先ほどのベース車両代(551万円)と合わせると、総額は約849万円〜 という計算になります(Auto Messe Web/2026年4月1日記事、確定事実)。
この価格に含まれる主な装備は以下の通りです。
- ポップアップルーフ:走行時はコンパクトに、停車時にはルーフを跳ね上げて広い室内空間を確保。
- 600Wリチウムバッテリー:大容量なので、電源サイトがなくても1泊程度の電源確保は十分可能。
- 270度オーニング:車体の周囲を広くカバーできるタープ。
就寝定員は大人4名。家族連れでも十分対応できるキャパシティです。
この着脱式という構造がもたらすメリットは大きく、シェルを外せば完全に「普通のピックアップトラック」に戻るので、日常の買い物や通勤でも使いやすい。まさに「週末はキャンパー、平日はピックアップ」という理想を体現したモデルと言えるでしょう。
ミスティック「デシエルト02」:積載量に余裕を持たせたい人に
続いて、従来からトライトンの架装を手掛けてきたミスティック。同社のシェルモデル「デシエルト02」は、軽量設計が最大のウリです。
架装価格は217万円〜 と、3社の中では最も安価な価格帯に設定されています。総額は約770万円〜 です(ミスティック公式サイト参照、2026年8月確認、確定事実)。
軽量であることのアドバンテージは、何と言っても積載量に余裕が生まれる点です。後述する「重量問題」を考えると、これは非常に大きな強みになります。
ただし、公式サイトでは就寝定員や詳細な装備内容が公開されていない部分もあるため、実際に検討する際は直接問い合わせて最新のカタログを取り寄せることをおすすめします。
フレックスドリーム:走りと悪路性能を極めたい人に
3社目は、フレックスドリーム。この会社はもともとランドクルーザーのチューニングや架装で有名な専門店です。そのノウハウを活かし、トライトンにも足回りやリフトアップキットを中心に強みを持っています。
架装価格は355万円〜 と、3社の中では最も高額です。ベース車両代と合わせると総額は約907万円〜 に達します(フレックスドリーム公式サイト参照、2026年8月確認、確定事実)。
値段は張りますが、悪路走行性能を最優先したいユーザーや、ランクル並みのタフさをトライトンに求めるユーザーには、唯一無二の選択肢と言えるでしょう。中古車市場でもフレックスドリーム架装車は高値で取引される傾向にあります。
知らないと損する「重量」と「ナンバー」のリアルな落とし穴
さて、ここまでは各社の価格や装備の違いを見てきました。しかし、多くのまとめ記事がスルーしている「重量」と「ナンバー」の問題。これをクリアにしておかないと、購入後に「思ってたのと違った…」という後悔を招く可能性があります。
積載量500kgの壁は意外とシビア
トライトンの最大積載量は500kgです。ここにシェルの重量(だいたい300〜500kg)と、さらに水やガス、キャンプ道具、同乗者の体重が乗ってきます(Eagle Valley Trailer House解説記事/2026年参照、確定事実)。
例えば、シェルだけで350kgあった場合、残せるのはたったの150kg。2人分の体重(150kg)だけでほぼ満タンになってしまい、水もガスも食料も積めない…という事態になりかねません。
この点、軽量設計のミスティック製はアドバンテージが大きいと言えます。逆に、装備をフルに積んだ重厚なシェルを選ぶ場合は、常に重量計算をしながら装備を選ぶという意識が必須です。
「8ナンバー」不要?その認識、危険です
トライトン キャンピングカーの大きな魅力の一つに「8ナンバー(貨物)登録が不要」という点が挙げられます。通常、キャンピングカーは構造変更して8ナンバーを取得するケースが多いですが、トラックキャンパーは「荷物」扱いになることが多く、ベース車両のまま(1ナンバーまたは4ナンバー)で乗れると言われています。
しかし、これはケースバイケースです(予測・推測)。
コイズミの「アウトランドクルーザー」のように、ボルトで固定された着脱式の場合は、明らかに「積載物」と見なされるため、基本的に構造変更は不要です。
一方で、シェルを常時装着した状態で走行することや、シェルが車体と強固に溶接・固定されている構造の場合、陸運局によっては「原動機付き車両の構造変更」と判断され、8ナンバー登録を求められる可能性があります。
つまり、「絶対に8ナンバー不要」と断言できるものではなく、ビルダーや架装方法、そして担当する陸運局の判断によって変わるというのが実情です。購入前に必ずビルダーに「ナンバーはどうなるのか」「構造変更の可能性はあるのか」を確認するようにしてください。
オーナーの生の声から見える「想像以上にデカい」現実
カタログスペックだけではわからないリアルな声を、SNSやQ&Aサイトから集めてみました(X・Yahoo!知恵袋・キャンピングカー専門掲示板/2026年8月15日確認)。
ポジティブな意見としては、
「ディーゼルターボのトルクが太くて、山道やオフロードでも全くパワー不足を感じない」
「シェルを下ろして通勤に使えるのが、ガレージに置きっぱなしにするより断然いい」
といった、走行性能と日常使いの両立に対する満足度が非常に高いことがわかりました。
一方で、ネガティブな声として多かったのが、
「フル装備にしたら重量オーバーになりそうでヒヤヒヤする」
「架装後の全長が5mを超えるので、コインパーキングの機械式駐車場に全然入らない」
「各ビルダーで価格差がありすぎて、何がどう違うのか比較するのが大変」
という現実的な悩みです。
特に、価格差は217万円〜355万円と約140万円もの開きがあります。この差は「何にお金を払っているのか」を明確に理解しておかないと、高い方を買って「こんなはずじゃなかった」となったり、安い方を買って「やっぱりあっちにしておけば」と後悔したりする原因になります。
結局どれを選べばいい?あなたに合った1台の選び方
ここまで読んでいただいて、どれも一長一短で迷ってしまうかもしれません。そこで、あなたのライフスタイルに合わせた選び方を3つのパターンに分けて提案します。
「とにかく普段使いとの両立を最優先したい」という方には、コイズミ(アウトランドクルーザー)がベストマッチです。 着脱式でシェルを外せば完全に普通のトライトンに戻るので、セカンドカーが要りません。価格は3社の中間ですが、その「自由さ」にお金を払う価値は十分にあります。
「価格を抑えつつ、積載量の余裕も確保したい」という方には、ミスティック(デシエルト02)がおすすめです。 最もリーズナブルな価格帯でありながら、軽量設計という大きなアドバンテージを持っています。シェルにそこまで凝った装備を求めず、必要最低限のキャンパーライフを楽しみたい方にぴったりです。
「見た目よりも走り。悪路をガンガン走りたい」というアクティブな方には、フレックスドリーム一択です。 値段は張りますが、ランクル専門店が手掛ける足回りの安心感は、他社にはない強みです。長期間の過酷な旅に出る予定があるなら、ここに投資する価値は大いにあります。
いずれにせよ、事前に必ず各ビルダーの試乗車や展示車を実際に見て、自分の目で確かめることを強くおすすめします。 特に就寝スペースの広さや、シェル内の収納量は、写真や動画だけでは絶対に伝わってきません。
最新のトライトン キャンピングカー事情を総まとめ
2026年のトライトン キャンピングカー市場は、コイズミの新参入によって「2社寡占」から「3社競争」のフェーズに突入しました。
- コイズミ:着脱式で日常使いと週末を両立。新しい選択肢。
- ミスティック:軽量で積載量に優れる。コストパフォーマンス最強。
- フレックスドリーム:悪路走破性に特化。価格は高いが価値あり。
どのビルダーにも一長一短があるからこそ、自分の「何を大事にするか」 をはっきりさせることが、後悔しない買い物の絶対条件です。
また、忘れてはいけないのが「重量」と「ナンバー」の問題。これらの点をビルダーにしっかり確認した上で、あなただけの最強のトライトン キャンピングカーを見つけてください。

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