「エブリイワゴン、車中泊に良さそうだけど、本当に快適なの?」「バンとどっちがいいの?」——そんなふうに、エブリイの購入を検討し始めているなら、まず結論からお伝えします。
「車中泊だけ」を最優先するならエブリイ(バン)が有利。でも「普段使い+ときどき車中泊」を両立させたいなら、エブリイワゴンは最高の選択肢です。
でもね、ワゴンを選んだからには「覚悟」も必要なんです。後席があるぶん、荷室とフルフラットの間にどうしても段差や傾斜が生まれる。これをどうやって解消するかが、快適な車中泊生活のカギを握っています。
この記事では、先輩オーナーたちの実際の失敗談や解決策をたっぷり盛り込みながら、エブリイワゴンで後悔しないためのセッティング方法を徹底解説します。ネット上の概要記事には載っていない「リアルな乗りこなし術」を、ぜひ最後までチェックしてみてください。
エブリイワゴン車中泊の「ここがすごい!」:まずは基本スペックをおさらい
エブリイワゴンの室内寸法は、全長×全幅×全高が2,240mm×1,355mm×1,315mm(Nextage、2025〜2026年公開情報より)。軽自動車とは思えない広々とした空間が特徴で、大人が足を伸ばして寝られる広さが確保されています。
そして、エブリイワゴンの最大の武器はシートアレンジの自由度。後席を前に倒せば、ほぼフルフラットに近い状態を作れます。純正アクセサリーとして、アウトドアブランド「ogawa」とのコラボタープなども用意されていて、初心者でも比較的カスタムを始めやすいのも魅力です。
でも、ここで注意が必要。「フルフラット」というのは、あくまでメーカー公称上の機能。実際に後席を倒してみると、どうしてもヘッドレストの部分で微妙な傾斜が残ったり、後席と荷台の間に段差ができたりします(2023年時点の実ユーザーブログでの指摘)。この「現実のギャップ」をどう埋めるかが、最初の大きな課題になります。
エブリイワゴンvsエブリイバン:どっちを選ぶべきか、決定的な比較
ここでいったん立ち止まって、「エブリイワゴン」と「エブリイ(バン)」の比較をやっておきましょう。車中泊をするなら、この選択を間違えると「あの時バンにしておけば…」と後悔するかもしれません。
以下の表は、実際に両方の選択肢を検討しているユーザーの声(Yahoo!知恵袋、2024年7月投稿)や、中古車市場のデータをもとに、独自に比較したものです。
| 比較項目 | エブリイワゴン | エブリイ(バン) | 車中泊視点の勝者 |
|---|---|---|---|
| 後席の存在 | あり(4人乗車可) | なし(2シーター化が容易) | バン(撤去で積載量アップ) |
| 荷室床面 | シート段差あり(解消加工必須) | ほぼフラット | バン |
| リアウィンドウ開閉 | パワーウィンドウ(運転席操作) | 手動ハンドル(荷室から操作可) | バン(就寝中の微調整がラク) |
| 内装の素材 | 内装材で覆われている | 鉄板剥き出し面積が大 | バン(マグネット固定が容易) |
| 中古車価格相場 | 高め | ワゴンより安め | バン(その分装備に予算を回せる) |
| 普段使い(後席乗車) | 可能(家族・友人を乗せられる) | 不可(シート撤去後は2名定員) | ワゴン(汎用性で圧倒的優位) |
| 純正アクセサリー | 車中泊向けが充実 | ワゴンより少なめ | ワゴン |
| DIYのしやすさ | 制約あり(内装を傷めにくい加工が必要) | 制約が少ない(穴あけも気兼ねなく) | バン |
この表を見てわかる通り、「車中泊特化」ならバンに軍配が上がります。実際、Yahoo!知恵袋でも「バンの方が手動ウィンドウで荷室から窓を開け閉めできるのが地味に便利」「鉄板がむき出しだからDIYし放題」という声が複数確認できています。
じゃあ、エブリイワゴンに魅力はないのか? いえいえ、そんなことはありません。「普段は家族や友達を乗せることもある」「見た目がバンよりカッコいい」「純正の車中泊アクセサリーが充実している」——こういう「両立」を求める人にとっては、ワゴンこそがベストチョイスです。
初心者が最初にぶつかる壁:「段差解消」問題とその解決策
エブリイワゴンを選んだ人なら、必ず一度は頭を悩ませるのがフルフラット時の段差・傾斜問題。これは「車中泊あるある」ですが、ワゴンは特に顕著です。
ある実ユーザー(2024年1月のブログ投稿)は、この段差解消のためにジョイントマットを複数枚重ねる方法を採用していました。具体的には、コメリ製の4枚入りジョイントマットを3セット購入し、段差の高さに合わせて何枚も重ねて敷くことで、傾斜をなくしているんです。
「発泡スチロールをカットして段差を埋めようとしたけど、体重をかけたら割れてしまった」という失敗談もネット上では見かけます(2024年時点の個人ブログでの報告)。こうした試行錯誤の末に、今のところ最もコスパが良くて安定しているのがジョイントマットの重ね敷きというのが、先輩オーナーたちの共通見解のようです。
後席を使える状態をキープしながら段差解消するコツ
エブリイワゴンの良さは「後席を起こせば普通に4人乗車できる」こと。だからこそ、後席を倒したときだけフラットになる「取り外し可能な段差解消アイテム」 が理想です。
ジョイントマットを重ねる方法は、まさにこの理想を満たします。必要なときだけ荷室に敷き詰めて、後席を起こすときは簡単にどかせる。収納にも困らない。初心者にもおすすめできる、シンプルかつ実用的な解決策です。
実際のオーナーが語る「エブリイワゴン車中泊のリアルな声」
では、実際にエブリイワゴンで車中泊を楽しんでいる人たちは、どんなところに満足し、どんなところに不満を感じているのでしょうか。複数の実ユーザーブログやQ&Aサイトの声(2026年7月時点で筆者が確認)を集約してみました。
満足している声
- 「軽自動車とは思えない広さ。大人が足を伸ばして寝られるのは大きい」
- 「小回りが効くから、狭いキャンプ場の道でも運転しやすい」
- 「シートアレンジが自在で、車中泊以外の使い方もできるのが便利」
不満・後悔の声
- 「フルフラットにするのに段差解消がめんどくさい。発泡スチロールでやったら割れた…」
- 「ベンチシート、横Gに弱い。カーブで体がずれるのが気になる」
- 「思ったより燃費が良くない。車重や駆動方式の影響かな」
- 「バンと比べると、カスタムのしやすさで劣る気がする」
これらの声からわかるのは、エブリイワゴンは「完成された車中泊車」ではなく、オーナー自身の工夫で育てていくクルマだということ。最初から完璧を求めず、一つひとつ課題を解決しながら、自分だけの快適空間を作っていく姿勢が大切なんです。
車中泊をする前に絶対に確認すべき「マナーとルール」
これはどの記事にもあまり書いていないんですが、車中泊を実際に始める前に絶対に知っておいてほしいことがあります。
それは、「車中泊が禁止されていない場所を選ぶこと」が大前提だということ。実ユーザーのブログ(2026年1月の体験記録)でも「車中泊をする際は、まずその場所で泊まっていいのかを調べるのが第一のルール」と明言されています。
道の駅やサービスエリア、コンビニ駐車場——それぞれルールが違います。中には「駐車のみ可。宿泊は禁止」と明記している場所も多い。事前に自治体のHPや施設の公式案内をチェックすることをおすすめします。快適な車中泊ライフのスタートは、ルールを守ることからです。
中古車市場で見つける「車中泊仕様」エブリイワゴンの実態
新車で買うのもいいですが、エブリイワゴンは中古車市場でもかなり選択肢が豊富です。カーセンサーで「車中泊仕様」と検索するだけで、2026年7月時点で複数の物件がヒットします。
例えば、ある物件では「簡易シンク・電子レンジ・ベッドマット・換気扇・ヒーター・ソーラー充電・サブバッテリー」 まで装備済み。また別の個体(2026年式・4WD)では、ベッドキットに社外アルミホイール、オフロードタイヤ、両側電動スライドドア、プッシュスタートまで付いていて、走行距離わずか12kmというほぼ新車同様の個体もありました(カーセンサー公開情報より)。
つまり、「中古で車中泊仕様を買う」という選択肢はかなり現実的。ただし、中古車は個体差が大きいので、装備内容をじっくり確認したり、できれば現車を見て状態をチェックするのがおすすめです。
エブリイワゴン車中泊で快適に過ごすための3つの「覚悟」
最後に、エブリイワゴンで車中泊を「本当に楽しむ」ために、心に留めておいてほしいことを3つまとめます。
1. 段差解消は「最初のカスタム」として割り切る
最初から完璧を求めないで大丈夫。ジョイントマットで応急処置をしながら、少しずつ自分に合った解消法を見つけていけばいいんです。多くの先輩オーナーが試行錯誤してきた道です。
2. 「バンより手間がかかる」を楽しむ
バンに比べると、ワゴンはDIYの制約が少し多いです。でも、その制約の中でどう工夫するか——それがエブリイワゴン車中泊の醍醐味でもあります。内装を傷めずに加工する方法を考えるのも、一種のパズルみたいな楽しさがありますよ。
3. 普段使いとの両立こそが最大の魅力
後席に家族や友達を乗せてドライブに出かけられる。普段は買い物や通勤にも使える。荷物もたくさん積める。「普段使い+車中泊」の両立こそが、エブリイワゴンを選ぶ最大の理由です。車中泊専用車にするならバンにすればいい。でも、もっと多用途に使いたいからこそ、ワゴンには唯一無二の価値があるんです。
エブリイワゴンは、決して「簡単に車中泊ができる完成品」ではありません。でも、一つひとつの課題を自分の手で解決していくたびに、その愛着はどんどん深まっていきます。さあ、あなたもエブリイワゴンと一緒に、自分だけの「移動する小さな部屋」を作ってみませんか?

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