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日産キャラバンキャンピングカー最前線:MyRoomと欧州発EVキャンパー、どちらを選ぶべきか

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「日産キャラバンのキャンピングカーって、今どんなのがあって、どれを選べばいいんだろう?」——そんな疑問を持ってこのページにたどり着いた方へ、まず結論を伝えます。2026年8月現在、日産のキャンピングカーには大きく分けて日本市場向けの純正キャンパー「MyRoom」と、欧州で発表されたばかりの新型EVキャンパー「Interstar-e Eifelland Relax」の2軸が存在します。そして、この2つは価格も電源方式も入手経路もまったく異なる“別物”です。この記事では、従来の「MyRoom」情報に加え、2026年7月に公式発表された最新EVキャンパーの詳細をいち早く解説し、あなたの目的に合った選択肢を具体的に比較していきます。

日産キャラバンキャンピングカーとは?まずは全体像を整理

日産のキャンピングカーと聞いて、多くの方がまず思い浮かべるのが「キャラバン」という名前でしょう。しかし、実は現在のラインナップは少し複雑です。大きく分けると、日本国内で販売されている「NV350キャラバン」をベースにした純正のキャンピングカー仕様「MyRoom」と、欧州市場向けの大型EVバン「Interstar-e」をベースにした社外カスタムモデル「Eifelland Relax」が存在します。さらに、軽自動車クラスの「クリッパーバン」をベースにしたアウトドア向けカスタム「Multi Rack」も2026年にモデル更新されました。

つまり、「日産のキャンピングカー」といっても、車格も動力源も価格帯も販売地域もまったく異なる複数のモデルが混在しているのが現状です。この点を理解しておかないと、せっかく調べても自分に合った情報にたどり着けません。以降では、各モデルの特徴を掘り下げていきます。

【最新情報】2026年7月発表!新型EVキャンパー「Nissan Interstar-e Eifelland Relax」の全貌

まずは、最も新しい情報からお伝えします。2026年7月、ドイツのキャンピングカービルダーであるEifelland社が、日産の大型EVバン「Interstar-e」をベースにした新型キャンパー「Relax」を発表しました。このモデルは、同年8月28日からデュッセルドルフで開催される「Caravan Salon 2026」で実際に展示される予定です(発表自体は7月に完了しています)。

では、この「Relax」の何が画期的なのでしょうか。最大のポイントは「V2L(Vehicle to Load)機能」です。車両に搭載された87kWhの大容量バッテリーから外部へ電力を供給できるため、キャンプ場で電源を確保できなくても、暖房や調理が可能になります。具体的には、Truma社製の電気ヒーター「Eezy」や誘導調理器を、外部電源なしで使い続けられるわけです。

その他のスペックを見ていきましょう。航続距離はWLTPモードで約410km。急速充電(DC130kW)に対応し、普通充電(AC22kW)も備えます。価格は8万9900ユーロからで、日本円に換算すると約1400万円前後(2026年8月時点の為替レートによる)と見られます。

内装も充実しており、固定式のダブルベッド(約190cm×160cm)に加え、90Lの冷蔵庫、可搬式のトイレ、そして2.6立方メートルもの収納スペースが確保されています。木製の内装パネルが使われ、高級感のある仕上がりだというのも特徴です。

ただし、ここで大きな注意点があります。この「Relax」は現時点では欧州市場(ドイツ)限定のモデルであり、日本国内での正規販売は未定です。つまり、日本の読者の皆さんが実際に購入できるかどうかは、今後の日産の販売戦略次第というのが正直なところです。とはいえ、EVキャンパーの可能性を示す重要な事例であり、今後の日本市場への導入の可能性もゼロではないでしょう。

日本で買える純正キャンパー「Nissan Caravan MyRoom」の実力

一方、日本国内で実際に購入できる日産のキャンピングカーといえば、やはり「NV350キャラバン」をベースにした純正の「MyRoom」です。このモデルは、日産の工場出荷時のコンバージョンとして提供されている点が大きな特徴で、社外カスタムとは一線を画す“メーカー純正品”としての信頼感があります。

「MyRoom」のコンセプトは「お気に入りの部屋を自然の中に持ち込む」こと。その言葉通り、内装は木目調で統一され、まるで小さなログハウスのような温かみのある空間が広がります。シートアレンジによって、ベッドにもソファにもダイニングにも変形する多目的なレイアウトが採用されており、日中のくつろぎと夜間の就寝をスムーズに切り替えられます。

パワートレインは2.0Lガソリンエンジンと2.5Lディーゼルエンジンの2種類から選択可能で、トランスミッションは7速AT。ディーゼルエンジンには4WDオプションも用意されています。価格帯は551万6500円から685万5200円まで(2024年発表時点の情報)と、決して安くはありませんが、純正品質と完成度を考えれば納得の範囲でしょう。

ただし、MyRoomには給排水設備が搭載されていないという点は重要な注意ポイントです。つまり、いわゆる「本格的なキャンピングカー」のようにトイレやシャワーを完備しているわけではなく、あくまで「快適な寝室+簡易的なキッチンスペース」としての位置づけです。この点をどう捉えるかは、あなたの使い方次第でしょう。

「MyRoom」と「Relax」を徹底比較:価格・電源・入手性

ここで、日本で買える「MyRoom」と、欧州で話題の「Relax」を、いくつかの軸で比較してみましょう。あくまで現時点で公表されている情報に基づく比較ですが、両者の違いがはっきりと見えてきます。

まず価格ですが、MyRoomが約550万〜685万円であるのに対し、Relaxは約1400万円前後と倍以上の開きがあります。ただし、Relaxには90L冷蔵庫や固定ベッド、トイレといった本格的な装備が最初から含まれていることを考慮する必要があります。

電源方式は最も大きな違いです。MyRoomはガソリンまたはディーゼルエンジンを搭載した従来型のICE車両で、走行用バッテリーとは別に、日産の電気自動車「リーフ」に使われていた中古バッテリーをポータブル電源として利用する仕組みを採用しています。一方、Relaxは完全なEVであり、車両自体が大容量の電源となります。特にV2L機能は、キャンプ場での電源確保が難しいシチュエーションで大きなアドバンテージになるでしょう。

入手性に関しては、現時点ではMyRoomに軍配が上がります。日本国内の日産正規ディーラーで購入可能です。Relaxはドイツを中心とした欧州市場向けであり、日本での購入ルートは現時点では確立されていません。ただし、並行輸入などの可能性はゼロではないものの、アフターサービスや保証の面でハードルが高いことは覚悟しておくべきでしょう。

2026年モデル更新!軽キャンパー「Nissan Clipper Van Multi Rack」という選択肢

もうひとつ、見逃せない選択肢があります。それが、軽自動車クラスの「クリッパーバン」をベースにした「Multi Rack」です。2026年5月にモデル更新が発表され、より使いやすくなっています。

価格は223万8500円から262万9000円までと、MyRoomやRelaxと比べると大幅に手頃です。660ccエンジンを搭載し、後席をフラットにできるベッドマットや、実用的なラックシステムが装備されています。コンパクトなボディサイズを活かした取り回しの良さと、軽自動車ならではの維持費の安さが魅力です。

ただし、居住空間は当然ながらコンパクトで、大人2人がゆったり寝られる広さではありますが、キャラバン系のような余裕は期待できません。あくまで「ソロキャンプ」や「デュオでの週末旅」をメインターゲットにしたモデルだと言えるでしょう。

あなたはどれを選ぶべきか?シーン別おすすめモデル

ここまでの情報を踏まえて、それぞれのモデルが向いているシーンを整理してみましょう。

「本格的なバンライフを日本で始めたい」という方には、やはりMyRoomが第一選択肢です。純正品質でアフターサービスも安心。価格は高めですが、長く付き合う車として考えれば、その価値は十分にあるでしょう。

「最新のEV技術を体感しながら、環境負荷の少ないキャンプを楽しみたい」という方には、Relaxが夢の一台です。ただし、現時点では日本での購入が難しいことを念頭に置いてください。もし将来的に日本導入が決まれば、バンライフの常識を変える存在になることは間違いありません。

「手軽に始めたい」「維持費を抑えたい」という方には、クリッパーバン Multi Rackがおすすめです。価格も車両サイズもコンパクトで、キャンピングカー初心者が最初の一台として選ぶには最適なバランスと言えるでしょう。

日産キャンピングカーの今後と、今できること

2026年は、日産のキャンピングカー戦略にとって大きな転換点になりそうです。従来のガソリン・ディーゼルに加えて、EVキャンパーという新たな選択肢が登場したことは、今後の市場に大きなインパクトを与えるでしょう。特に、V2L機能を備えたEVキャンパーは、「電源サイトを予約しなくても快適に過ごせる」という新しいスタイルを可能にします。

ただし、現時点で日本市場に確実に存在する選択肢は、MyRoomとクリッパーバン Multi Rackです。Relaxについては、今後の日本導入の発表を注視しつつ、並行輸入のリスクやコストを冷静に見極める必要があります。

いずれにせよ、日産のキャンピングカーは今、かつてないほど多様化しています。自分にとって何が一番大切なのか——居住性なのか、環境性能なのか、価格なのか、それとも純正品質なのか。その軸をしっかり持って選ぶことが、後悔しないバンライフの第一歩です。

この記事が、あなたの選択を後押しする一助となれば幸いです。

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