エブリィワゴン(DA17W)で車中泊をしようと思ったとき、多くの方が直面するのが「あれ?この段差、なんとかならない?」という問題。リアシートを倒しても完全にフラットにならず、荷室との間にできてしまう段差。これ、けっこうなストレスですよね。調べてみると「マットを敷けばOK」みたいなシンプルな情報はたくさん出てくるけど、実際に何を選べばいいのか、お金をかける価値はあるのか、そもそも自分のエブリィでちゃんと合うのか……そういうリアルな疑問に答えている記事が意外と少ないのが現状です。
そこで今回は、エブリィワゴンの車中泊における段差解消にフォーカス。DA17W型を中心に、実際にユーザーから寄せられた声や、ディーラー発の公式情報、市販品とDIYの徹底比較をもとに、「これなら自分に合った方法が見つかる」という実践的な情報をまとめました。
結論から言います。エブリィワゴンの段差解消で最も大切なのは、「自分のクルマの型番」と「予算」と「後席を残すかどうか」の3つを軸に選ぶこと。何も考えずに高額マットを買っても、DIYで適当にやっても後悔する可能性が高いんです。
エブリィワゴン(DA17W)の車中泊、段差はどのくらい?
まずは、エブリィワゴンの基本スペックを押さえておきましょう。スズキ公式の数値(NEXTAGE 2025年5月公表)によると、室内寸法は長さ2,240mm、幅1,355mm、高さ1,315mm。荷室容量は最大1,123Lに達し、軽自動車とは思えない広さを誇ります。この広さが車中泊に適していると言われる所以ですね。
ただ、問題はその広さだけではありません。リアシートを倒したときに出てくるのが、荷室フロアとの段差。この段差は、年式やグレードによって微妙に異なるという説もありますが、共通しているのは「放っておくと寝心地に直撃する」という点です。
実際にエブリィワゴンで車中泊をしているユーザーからは、「段差が中々手強い」(個人ブログ 2025年7月)という声が寄せられています。この段差をどうクリアするかが、快適な車中泊生活の最初の壁になるわけです。
エブリィワゴン車中泊の段差解消、現実的な3つの選択肢
ここからが本題。エブリィワゴン(特にDA17W)の段差解消方法は、大きく分けて以下の3つに分類できます。
- 高額専用マットを導入する
- 中価格帯の市販マットを活用する
- DIYで自作する
それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の使い方や予算に照らし合わせて、最適な1つを選ぶのが成功のカギです。
選択肢1:高額専用マットでプロの仕上がりを求める
まずは、最も確実で高品質な方法。それは、エブリィワゴン専用に設計された高額マットを導入する方法です。
例えば、カミタケモータース(2024年11月発表)からは、エブリィワゴン(DA17W)専用設計のフラットマットが発売されています。価格は110,000円(税込)。決して安くはないですが、「専用設計」という言葉が示す通り、段差解消効果は非常に高いと評価されています。なんと、身長171cmのスタッフでも足先に余裕があるというサイズ感。このマット1枚で、車内が見違えるようなフラット空間に変身します。
メリットは、何と言ってもその「完成度」。一切の妥協がない寝心地を求めたり、頻繁に車中泊を楽しむヘビーユーザーにとっては、投資する価値が十分にある選択肢です。
デメリットは価格の高さと、汎用性の低さ。このマットはエブリィワゴン専用なので、他の車種に転用することは難しいでしょう。
選択肢2:中価格帯の市販マットでコスパ重視
次に、もっと手頃な価格帯の市販マットを検討してみましょう。
楽天市場などでは、エブリィワゴン用として販売されている折り畳み式のマットレスが見つかります。価格は3,691円〜数万円台と幅広く、中には厚さ7cmのウレタンフォームを使用した商品も。実際の購入者からは、「クッションの厚みと硬さのおかげで車両の凸凹を拾うことが無く快適」(楽天市場レビュー 2026年2月)という評価が寄せられています。
また、「お値段が張るがホテル代を考えれば元が取れる」というコストパフォーマンスの視点からの声も複数確認されています。
メリットは、高額専用マットほどのコストをかけずに、それなりの快適性を得られる点。折りたたみ式なら収納にも困りません。
デメリットは、車種専用設計ではない場合、完璧なフィット感を期待できないこと。特に、エブリィワゴン(DA17W)に適合しない商品もあるので、購入前に必ず適合表記を確認する必要があります。
【ここだけ注意!】エブリィワゴン(DA17W)に非対応の商品もある
ここで一つ、非常に重要な注意点があります。それは、「エブリィワゴンだから」と安易に車中泊マットを選ぶと、型番の違いで全くフィットしないことがあるということ。
例えば、趣味職人が販売する「くるマット」。この商品は、エブリィバン(DA17V)には対応していますが、商品ページには 「※エブリィ ワゴン DA17Wには適合しておりませんのでご注意ください。」 と明確に記載されています。
エブリィバンとエブリィワゴンでは、シートの形状や段差の発生箇所が異なるため、同じマットでも使い回しができないんです。上位記事ではこの点に具体的に触れているものがほとんどなく、ギャップとなっていました。あなたがDA17Wオーナーなら、この違いを絶対に頭に入れておいてください。
選択肢3:DIYで理想の形を安く実現
最後に、最も自由度が高く、かつコストを抑えられるDIY方法です。
個人ブログ(2024年1月)では、コメリのジョイントマット(4枚入り998円)を3セット購入し、3段に重ねて段差を解消した事例が紹介されています。DIYのいいところは、自分の車の段差の形状に合わせて、マットをカットできること。この事例では、後席を使用可能な状態に保つためのカット方法も詳しく解説されており、「普段使いと車中泊を両立したい」というユーザーにとっては非常に参考になる内容です。
総額約3,000円で、そこそこの段差解消効果が得られるのは大きな魅力。ただし、発泡スチロールや段ボールを使った簡易的な方法は、時間が経つとひび割れやへたりが発生するという声もあり(複数ブログで指摘)、耐久性の面ではやや不安が残ります。
エブリィワゴンの車中泊段差解消、結局どれがベスト?比較表でチェック
ここまで3つの選択肢を紹介してきましたが、どれを選べばいいか、もう少し体系的に整理してみましょう。
| 方法 | コストの目安 | 段差解消効果(体感) | 寝心地(クッション性) | 汎用性/収納性 | 入手性/加工難易度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 専用マット(高額タイプ) | 110,000円〜 | 非常に高い(専用設計) | 非常に高い(硬質ウレタン等) | 低い(エブリィワゴン専用) | 低い(専門店で購入) |
| 専用マット(中価格帯) | 3,691円〜 / 数万円台 | 高い(車種専用設計あり) | 高い(ウレタンフォーム等) | 中程度(折りたたみ可能) | 中程度(通販で入手可能) |
| ジョイントマット重ね | 約3,000円(3セット分) | 中〜高(段数とカット精度に依存) | 中程度(素材の厚みによる) | 非常に高い(敷き直しで普段使いも可) | 非常に高い(ホームセンターで入手、加工容易) |
ポイントは、コストと効果が必ずしも比例するわけではないということ。 例えば、ジョイントマットDIYは低コストながら、カット次第で高い段差解消効果を発揮します。一方、中価格帯の市販マットは、購入前に適合性をしっかり確認すれば、非常にコスパの良い選択肢になります。
エブリィワゴン車中泊の段差解消、失敗しないためのチェックリスト
最後に、今回の内容を踏まえて、あなたが段差解消方法を選ぶ際に確認すべきポイントをまとめました。
- 愛車の型番はDA17Wか、それともDA64Wか? (特にDA17Wは「くるマット」など非対応品があるので要注意)
- 予算はどのくらいか? (高額マット、中価格帯マット、DIYの3段階でイメージを固める)
- 車中泊の頻度は? (頻繁なら高品質なもの、たまにならDIYでも十分)
- 後席を日常的に使うか? (使うなら、カットして取り外し可能なDIYや、折りたたみ式の市販マットが便利)
- 自分で加工する手間をかけられるか? (「カットするのが面倒」という人は市販品一択)
これらの問いに答えていけば、自然とあなたに最適な方法が見えてくるはずです。
エブリィワゴンの車中泊、段差を味方につけて快適な旅を
エブリィワゴンの車中泊は、ちょっとした工夫で格段に快適になります。段差は確かに最初の大きな壁ですが、今回紹介した選択肢の中から、あなたのスタイルに合った方法を選べば、きっと満足のいく寝床が完成するでしょう。
自分で加工する楽しみを味わいたいなら、コメリのジョイントマットとカッターナイフを片手にDIYに挑戦してみてください。失敗を恐れずにチャレンジできるのもDIYの良さですし、愛車にぴったり合った形状を作り出せた時の達成感は格別です。
もし「とにかく楽をして完璧な仕上がりが欲しい」というなら、カミタケモータースのような専用設計マットは有力な選択肢です。高い買い物にはなりますが、その分の価値は十分にあると、多くのユーザーが証言しています。
エブリィワゴンは、その広さと使い勝手の良さから、車中泊にこれ以上ないほど適した車です。段差という小さな課題をクリアして、あなただけの快適な移動空間を手に入れてください。

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