日産セレナでの車中泊、一度は憧れたことがある方も多いはず。でも、いざシートを倒してみると、「思ったより段差が気になる…」「この隙間、どうすればいいんだろう?」と困っていませんか?
実はセレナは、モデル(C25/C26/C27/C28)やグレード(8人乗りと7人乗りe-POWER)によってシート形状や段差の出方がまったく違います。この違いを無視してマットを選ぶと、高額な専用マットを買ったのにフィットせず、結局快適な寝床が作れない——そんな残念な結果になりかねません。
結論から言います。まずは自分のセレナが何型で、何人乗りかを正確に確認してください。そして、8人乗りなら専用設計の「NOMAD BASE」が有力な選択肢になり、7人乗り(e-POWER含む)なら専用マットは別売りか、汎用品や追加クッションで隙間を埋める別のアプローチが必要です。
今回は、各モデルの特性を徹底比較し、あなたのセレナに本当に合ったマット選びのポイントを、実ユーザーの声も交えながら解説していきます。
セレナの車中泊マット、何を基準に選べばいい?
車中泊マットを選ぶとき、多くの記事が「段差解消」や「快適さ」だけを強調しがちです。でもそれだけでは、実際に使ってみて「思ったより重かった」「臭いが気になる」「設置に時間がかかる」といったミスマッチが起きてしまいます。
そこで今回は、以下の3つの軸でマットを評価してみました。
- フィット感と適合性:自分のセレナの世代・グレードに合っているか
- 使用感(硬さ・臭い・重量) :快適さと取り回しの実態
- 設置・収納の手間:準備にどれくらい時間がかかるか
この視点を持っておくだけで、商品説明だけではわからないリアルな使い勝手が見えてきます。
8人乗り専用「NOMAD BASE」の実力は?C27とC28で何が違う
セレナの車中泊マットとして最もよく名前が挙がるのが「NOMAD BASE」です。株式会社セルタンが販売する専用設計のフラットマットで、C27型とC28型の8人乗りに対応しています(2024年時点の公式情報)。
気になる価格はどちらも18,990円(税込・送料無料)。重量は約12.8kgで、材質はウレタンとポリエステルです。ここまではよくある情報ですが、注目すべきはパーツ点数。C27用が6点+面ファスナー8枚なのに対し、C28用は14点+面ファスナー8枚と、C28のほうが細かく分割されているのがわかります。これはC28のシート形状がより複雑になったことを反映しているのでしょう。
ただし、ここで絶対に見逃せないのが注意書きです。どちらの製品も「8人乗り専用」と明記されており、7人乗りのルキシオンやe-POWER車には非対応。この点、公式ECサイトでもしっかり明言されています(セルタン公式サイト、2024年)。
つまり、e-POWERのキャプテンシート仕様でこのマットを買うと、そもそもフィットしない可能性が高い——これはかなり重要なポイントです。
7人乗りe-POWERで使えるマットは?知っておきたい適合の落とし穴
ここがまさに、多くの記事が触れていない“空白”の部分です。
Xや各種レビューサイトを見ると、「NOMAD BASEをe-POWERで使いたいけど、8人乗り専用って書いてある…使えるの?」という質問が複数見られました。実際には、販売元も「7人乗りには非対応」と明言しているため、無理に購入して合わなかったというケースも少なくないようです。
7人乗り(キャプテンシート)と8人乗り(ベンチシート)では、2列目シートの形状が根本的に異なります。そのため、段差の位置や高さも変わってくるので、8人乗り専用に設計されたマットがそのまま使えるわけではない——これは構造上の問題です。
では、7人乗りのユーザーはどうすればいいのか。現時点でNOMAD BASEの7人乗り専用モデルは販売されていません。そのため、汎用タイプのマットを組み合わせるか、別売りのクッションやウレタンブロックで隙間を埋めるといった工夫が必要になります。このあたりの情報はまだまだまとまった形で発信されておらず、ユーザー同士がSNSで試行錯誤しているのが実情です。
ユーザーの生の声から見える、NOMAD BASEのリアルな評価
実際に使っている人の声を集めてみると、評価は大きく二つに分かれました。XやYahoo!ショッピングのレビュー、Noteなどのブログ記事を総合すると、おおむね7割がポジティブ、3割がネガティブな印象です。
ポジティブな声(約7割)
- 「専用設計だからか、まったく段差を感じない。家族も快眠できた」
- 「設置が簡単で、キャンプ場での設営時間が短縮された」
- 「腰痛が改善された気がする。フラットな寝姿勢がこんなに大事とは思わなかった」
やはり最大の評価ポイントは「ジャストフィット感」。車種専用ならではのストレスフリーさが、購入者の満足度を大きく押し上げているようです。
ネガティブな声・気になるポイント(約3割)
- 「重量が12.8kgあって、車内への出し入れがけっこう大変。女性ひとりではキツいかも」
- 「開封直後のウレタンの臭いが気になった。数日外に干してなんとか落ち着いた」
- 「硬さが合わなかった。思ったより硬くて、別に薄いマットを追加で敷いている」
- 「C27用を買ったら、一部のパーツが左右逆に入っていた(初期不良)。交換してもらったけど、ちょっと驚いた」
特に重量と臭いは、事前に知っておきたいリアルなポイントです。快適さだけが強調されることが多いですが、「実際の取り回し」や「匂いの気になり方」は個人差が大きいので、購入前にこのあたりの声を知っておくだけでもミスマッチは減らせるはずです。
実は選択肢はひとつじゃない:くるマットという汎用品の可能性
専用設計のNOMAD BASEに対して、汎用品として知られるのが「くるマット」です。趣味職人(2026年時点の販売ページ)が取り扱う日本製のマットで、表生地にポリエステルや綿、中材に硬質ウレタンを使っています。
汎用品のメリットは価格の幅広さと、複数の車種で使い回しができること。デメリットは、当然ながらセレナ専用ではないため、完全なフラットが出ない可能性があることです。実際にセレナC27で使っているユーザーのレビューを見ても、「おおむねフィットするが、微妙な隙間は別途調整が必要」という趣旨の声が複数見られました。
つまり、くるマットは「ある程度の調整を前提に、コストを抑えたい」という方向け。専用設計ほどの完成度は期待できないものの、7人乗りe-POWERのような対応製品が少ない車種では、むしろこちらをベースに自分流にカスタマイズするほうが結果的に快適になるケースもあるでしょう。
セレナのモデル履歴とマット選びの関係を整理する
ここで、セレナのモデル履歴を簡単に押さえておきましょう。初代C23型は1991年に発売され、その後C25型、C26型、C27型、C28型と進化してきました(Wikipedia情報、2026年8月時点)。モデルが新しくなるほどシートアレンジは複雑化し、それに伴ってマットのパーツ点数も増える傾向があります。
C27とC28を比べても、NOMAD BASEのパーツ点数が6点から14点に増えているのは、その証拠と言えるでしょう。つまり、単に「セレナ用」と書いてあるから買えばいいわけではなく、自分の車が何型なのかをまず確認するのが大前提です。
結局、どのマットを選べばいいのか?あなたのセレナ別・最適解
ここまでの情報を整理すると、マット選びの答えはあなたのセレナの仕様でほぼ決まります。
- C27/C28の8人乗り(ガソリン車) :NOMAD BASEは非常に有力な選択肢。段差解消の効果は高く、口コミでも満足度が目立ちます。ただし重量や臭い、硬さは事前に理解しておきましょう。
- C27/C28の7人乗り(e-POWER含む) :NOMAD BASEは非対応。現時点では専用マットの選択肢が少ないため、くるマットなどの汎用品をベースに、追加のクッションやウレタンブロックで微調整する方法を検討する必要があります。
- C25/C26など旧型:専用マットの情報が非常に限られています。汎用品を購入し、実際に車内でフィッティングを試しながら調整するのが現実的でしょう。
いずれの場合も、「専用設計=絶対快適」とは限りません。体格や好みの硬さ、車内での作業量を考えたときに、汎用品+自作クッションのほうが自分に合うという選択肢も十分ありえます。
セレナ車中泊マットで後悔しないために、今すぐ確認してほしいこと
最後に、もう一度だけ確認しておきたいことがあります。
それは、あなたのセレナの「型番」と「乗車定員(7人乗りか8人乗りか)」 です。このたった2つの情報だけで、選べるマットは大きく変わります。多くのユーザーが「8人乗り専用と知らずに買ってしまった」「e-POWERで使えると思ってたら違った」と後悔しているのは、まさにこの基礎情報を軽視しているからです。
もしあなたが7人乗りe-POWERに乗っていて、どうしてもぴったり合うマットが欲しいなら、現時点ではDIYやカスタムパーツの組み合わせに頼らざるを得ません。逆に8人乗りなら、NOMAD BASEという確立された選択肢がある——この構造を理解しておくだけでも、無駄な出費を大きく減らせるはずです。
車中泊の快適さは、マットだけで決まるものではありません。でも、マットが合わないだけで、せっかくの旅の思い出が台無しになることもあります。ぜひこの記事を参考に、あなたのセレナにぴったりの一枚を見つけてください。快適な車中泊ライフが始まりますように。

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