「キャンピングカーを買いたいけど、軽自動車ベースとライトエース/タウンエースベース、どっちが後悔しないんだろう…」。
こんな悩みを持っている方は少なくありません。私も実際にキャンピングカー選びをしているとき、まさにこのジレンマにぶち当たりました。
結論から言います。走りや居住性、そして将来的なリセールまで含めて総合的に考えるなら、ライトエース/タウンエースベースのハイルーフモデルが圧倒的に有利です。 特に2025年モデルからは、各ビルダーが装備を大幅にアップデートしており、選択肢が広がっています。
この記事では、2025年5月時点の最新モデル情報を中心に、軽キャンピングカーとライトエース/タウンエースを徹底比較。SNSやQ&Aサイトで拾った「買ってからの本音」も織り交ぜながら、あなたにぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
そもそも「ライトエース」と「タウンエース」って何が違うの?
最初に、いっちばんベーシックな疑問を解消しておきましょう。
これ、よく検索されるんですが、結論から言うと「販売チャネルが違うだけで、車両そのものは同じ」 です。トヨタの販売店でいうと、ライトエースはネッツ店、タウンエースはカローラ店(現在のトヨタモビリティ店)で扱われていたという違い。エンブレムが違うだけで、エンジンやシャシー、主要な寸法はまったく同じなんです。
つまり、どちらを選んでも性能に差はありません。中古車を探すときも、この二つの名前は同じ車種だと思ってOKです。ちなみにベース車両の価格は、トヨタ自動車の公表値(2019年時点)でDXグレードが約160万円〜、GLグレードで約173万円〜となっていました(※現行価格は変動している可能性があります)。
最新モデル比較!2025年ハイルーフバンコン5選
ここからが本題です。2024年から2025年にかけて、各キャンピングカービルダーから「ハイルーフ仕様」の新モデルやアップデートモデルが相次いで発表されています。
従来の「ポップアップルーフ」と違い、ハイルーフは車両の屋根を切り継いで高さを稼ぐ工法。室内で立てるわけではありませんが、ポップアップのように「開閉の手間」や「雨風に弱い」というデメリットがなく、通年使いやすいのが特徴です。
以下の表では、特に注目の5モデルを、上位記事ではあまり比較軸にされていない「エアコン(冷房)」と「リチウムイオンバッテリー」の有無で比較してみました。
| モデル名(ビルダー) | コンセプト/特徴 | メインベッドサイズ | 冷房エアコン | リチウムイオンバッテリー | 参考価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|
| コットCT(レクビィ) | シティユースに最適化。広いワークスペースが魅力。 | 約1,800mm×1,200mm | 標準装備(A/C仕様) | 150Ah(標準) | 668万円〜(2WD) |
| アンナ Model M(AtoZ) | ファミリー向け。5名乗車可能なマルチモードシート。 | 約2,080mm×1,200mm(ダイネット展開) | オプション設定なし(非搭載) | 非搭載(AGMバッテリー) | 449万円〜(2WD) |
| ピコ ハイルーフ(キャンピングカー広島) | 2人旅向け。スイングシートでレイアウト変更が簡単。 | 約1,850mm×1,080mm | オプション(セパレート式) | 200Ah(オプション) | 543万円〜(2WD) |
| ハナ / ハナ1.5(タコス) | シンプル志向。冷蔵庫レスでベッド幅を拡大したモデルも。 | 約2,000mm×1,200mm(ハナ1.5) | オプション設定なし(非搭載) | 非搭載(AGMバッテリー) | 456万円〜(2WD) |
| Beaute5(RVグランモービル) | 2人旅向け。L字型ダイネットでゆとりの居住空間。 | 約1,800mm×1,100mm | 情報なし | 情報なし | 情報なし |
※各データは2025年5月時点で各ビルダーが公表している情報を基にしています。
この表を見てわかるのは、価格差以上に「何を標準で備えているか」の差が大きいということ。特に「コットCT」は値が張るものの、エアコンとリチウムバッテリーが標準装備なので、購入後に後付けする手間やコストを考えれば、むしろコスパがいいと見ることもできます。
逆に「アンナ」や「ハナ」は価格を抑える代わりに、電源まわりはシンプルな構成。キャンプ場の電源サイトをメインに使う方や、DIYで自分好みにカスタマイズしたい方にはこちらの方が向いているでしょう。
軽キャンピングカーと比較!なぜライトエース/タウンエースが「後悔しない」のか
Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)を調べてみると、「軽キャンピングカーを買って後悔した」という声が非常に多いことがわかります(2026年5月時点の投稿を確認)。
その理由を、ライトエース/タウンエースと比較しながら見ていきましょう。
走りのストレスが段違い
特に多かったのが 「軽キャンは走らない」という不満。キャンピングカーはどうしても車両重量が増えるので、軽自動車の非力なエンジン(多くはAT3速)だと、高速道路の合流や長い登坂でパワー不足を感じることが多いんです。
一方、ライトエース/タウンエースは1.5Lエンジンを搭載。馬力は約97psと決してスポーツカー並みではありませんが、トルク感のある走りで、高速巡航もストレスなくこなせます。実際のユーザーからも「海までの移動(約1時間)なら軽でも我慢できるけど、毎週末となるとやっぱりタウンエースの方が楽」という具体的な声が寄せられていました。
リセールバリューの現実
「キャンピングカーは買うときは高くて、売るときは安い」。これは業界ではよく言われる話ですが、ここにも大きな差が出ます。
タウンエース/ライトエースは商用車としてのベース需要が安定しているため、ベース車両としての価値は比較的高く保たれます。しかし、ここで注意したいのが「キャンピングカー完成車として」の価値です。架装部分はどうしても陳腐化するし、買い手の好みも分かれます。そのため、ベース車両の価値が残っていても、完成車としては年式や走行距離の影響をモロに受けるというのが実情です。
つまり、「リセールが良い」というのはあくまで 「軽キャンと比べたらマシ」 という相対的な話。中古市場で確実に値がつくかどうかは、装備や状態によるところが大きいので、「絶対に損しない」と思い込まないようにしましょう。
ユーザーがホンネで語る「使わない装備」問題
驚きだったのが、「キャンピングカーのキッチンや流し台は実際にはほとんど使わない」 という声が複数上がっていたことです。確かに、車内で調理をするのは油はねや匂いの問題もあって、現実的には外での調理(サイト炊事場やバーナー)に頼る人が多いのかもしれません。
この視点は多くのまとめ記事にはない、所有経験者ならではのリアルな気づきです。キッチン装備にお金をかけるより、ベッドの広さや収納の使い勝手に予算を割いた方が幸せになれるケースもある。そういう「無駄」を見極めるのも、後悔しない選び方のコツと言えそうです。
ライトエース/タウンエースの基本スペックをおさらい
ここで一度、ベース車両の基本スペックを簡潔にまとめておきます。
- 全長: 4,065mm(グレードにより若干の変動あり)
- 全幅: 1,665mm
- 全高: 1,970mm(ハイルーフ架装時はこれよりも高くなります)
- エンジン: 1.5L直列4気筒(最高出力97ps)
- 最小回転半径: 2WDで4.9m、4WDで5.3m
このコンパクトさが最大の魅力。ハイエースと比べると取り回しが格段に楽で、日常の買い物や通勤にも使えるサイズ感です。実際「普段使いのセカンドカーとしても活躍している」というユーザーも多く見られました。
ビルダー選びで迷ったら何を基準にするべきか
さて、数あるビルダーの中からどう選べばいいのか。ここまでの話を踏まえて、選び方の指針を3つに絞って提案します。
- 「電源の使い方」で選ぶ
先ほどの比較表で見たように、リチウムイオンバッテリーの搭載有無は価格に直結します。キャンプ場の電源サイトを予約する派なら、あえてシンプルなAGMバッテリー仕様の「アンナ」や「ハナ」を選んで節約するのも手。一方、オフサイトや長時間の車中泊を考えるなら、「コットCT」のように標準で大容量バッテリーを積めるモデルを選んだ方があとあと快適です。 - 「ベッドの広さ」で選ぶ
身長が高い方や、二人でゆったり寝たい方はベッドサイズが最重要項目。「アンナ」や「ハナ1.5」は長さ2,000mm超のモデルがあり、ライトエース/タウンエースの幅の狭さをカバーする設計になっています。逆に「ピコ」や「コットCT」はややコンパクトめ。実際の寸法を必ずチェックしてください。 - 「冷房(エアコン)」の有無で選ぶ
夏の車中泊には必須といっても過言ではないエアコン。しかし、後付けは非常にコストがかかるうえ、工法によっては見た目も変わってしまいます。最初から標準装備されている「コットCT」か、オプション対応の「ピコ」を選ぶか。それともエアコンなしで、暑い時期は避けて運用するか。これはライフスタイルに直結する判断です。
まとめ:自分の「無駄」を見極めて、最高の一台を手に入れよう
ライトエース/タウンエースベースのハイルーフキャンピングカーは、軽キャンと比べて走りや耐久性、そしてリセールの面で明らかにアドバンテージがあります。ただし、それは「何を重視するか」によって、選ぶべきビルダーや装備が大きく変わるということでもあります。
- 走りに不安を感じたくない方
- 通年使える快適さを求める方
- ある程度のリセールを考えている方
こういう方には、間違いなくライトエース/タウンエースベースがおすすめです。そしてその中でも、「コットCT」のような充実装備モデルか、「アンナ」のようなシンプルカスタムベースか。その選択は、あなたが「キャンプ場で何をしたいか」に委ねられています。
今回ご紹介した比較表やQ&Aのリアルな声を参考に、ご自身のライフスタイルにぴったりの一台を見つけてください。きっと、後悔のないキャンピングカーライフが始まるはずです。

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