「せっかく買ったのに、うちのカーテンには取り付けられなかった…」
後付け遮光カーテンを検索しているあなたが、いちばん怖いのはこれですよね。
結論から言います。後付け遮光カーテンは「すべてのカーテンに取り付けられる」わけではありません。フラットカーテン、ハトメカーテン、ポール仕様のカーテンには基本的に取り付けできません。でも、一般的なドレープカーテン(1.5倍ヒダや2倍ヒダ)なら、ほぼ問題なく使えます。この違いを事前に知っておくだけで、失敗する確率はグッと下がります。
この記事では、販売サイトではあまり詳しく説明されない「取り付け可否の具体例」と「サイズ測り方の落とし穴」を中心に、後付け遮光カーテンを賢く選ぶための実践的な情報をお届けします。
後付け遮光カーテンってどんなもの?
簡単にいうと、既存のカーテンの裏側に重ねて使う、遮光機能だけを追加するためのアイテムです。買い替えではなく、今使っているお気に入りのカーテンをそのまま活かせるのが大きな魅力。カーテンレールに掛かっている既存のカーテンフックに、後付け裏地のフックを引っかけるだけで取り付けられるのが基本構造です。
カーテン専門店「カーテンズ」の商品ページ(2024年現在)によれば、後付け裏地カーテン「MI」は遮熱効果率54.3%、保温効果率31.8%という試験結果が公表されています(財団法人日本繊維製品品質技術センターによる試験)。つまり、遮光だけでなく夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるという省エネ効果も期待できるわけです。
あなたのカーテンは大丈夫?取り付け可否をタイプ別にチェック
ここがこの記事の一番の目玉です。後付け遮光カーテンの取り付け可否は、カーテンの「タイプ」でほぼ決まります。以下の表を参考に、自分のカーテンがどのタイプか確認してみてください。
| カーテンのタイプ | 後付け遮光裏地の取り付け可否 | 理由・注意点 |
|---|---|---|
| 一般的なドレープカーテン(1.5倍ヒダ・2倍ヒダ) | 可 | 標準的なカーテンフックに対応しているため、そのままフックに引っかけられます。 |
| フラットカーテン | 不可 | ヒダがなく、フックを取り付ける構造にそもそも対応していません。 |
| ハトメカーテン | 不可 | ハトメ(リング)を通すポール仕様であり、フックを使用しません。 |
| ポール仕様カーテン | 不可 | ハトメカーテンと同様、フックでの取り付けができません。 |
| カフェカーテン | 不可 | 窓の一部だけを隠す短いカーテンのため、製品のサイズや仕様が合いません。 |
| シェードカーテン | 不可 | 昇降式のため、後付け裏地の取り付け構造に対応していません。 |
| リネンカーテン | 可(ただし注意が必要) | 取り付け自体は可能ですが、リネンの縮みには要注意。湯通し加工済みのものを選ぶか、縫い合わせる場合は事前に加工が必要です。 |
この表を見て「うちのカーテンはフラットだった…」と気づいた方もいるかもしれません。でもご安心を。その場合は、後付け遮光カーテンではなく、遮光機能付きのカーテンに買い替えるという選択肢もあります。
意外と知られていない「光漏れ」の正体
後付け遮光カーテンの多くは、1級遮光(遮光率99.99%以上)や2級遮光(99.80%以上)といった高い遮光性を謳っています。パーフェクトスペース(オーダーカーテン専門店)の記事でも、JIS規格に基づくこの等級が紹介されています。
でも、ここでひとつ注意。いくら1級遮光の裏地を付けても、カーテンと窓枠の隙間からは光が入ってきます。これは後付けに限らず、遮光カーテン全般に言えることです。完全な真っ暗闇を求めるなら、カーテンレールの上部や横の隙間を埋める「おさえレール」や「マグネット式の遮光クリップ」といった別のアイテムとの併用を検討する必要があります。
実はある!後付けならではの「見た目」のデメリット
多くの販売サイトでは「簡単取り付け」のメリットばかりが強調されますが、実際に使っている人の声を拾ってみると、いくつか気になるポイントもあるようです。
Yahoo!ショッピングのレビュー(2026年8月17日確認)では、取り付け時に付属のフックが既存のカーテンフックに通りにくく、装着に苦労したという声がありました。また、取り付け後にカーテンの丈が合わず、見た目を整えるために丈詰めの追加加工が必要になったという意見も見られました。
つまり、「取り付け自体はできたけれど、見た目をきれいに仕上げるにはひと手間かかる」というのがリアルなところ。裏地を付けることでカーテン全体がごわついたり、裏地の色が薄い表地に透けて見えたりするケースもあります。これらのデメリットは、販売ページだけではなかなか伝わってこないポイントでしょう。
サイズ測り方の「あるある」失敗例
後付け遮光カーテンは、基本的に「仕上がりサイズ」での注文になります。つまり、後から丈を長くしたり短くしたりする調整が基本的にできません。ここが買い替え用のカーテンとは大きく異なる点です。
カーテンズの商品ページでも明記されていますが、後付け裏地は仕上がりサイズでの受注となり、後からの丈調整はできません。ですから、測り間違いは文字通り「買い直し」に直結します。
よくある失敗例としては、現在のカーテンの「ひもを通した状態」の長さを測らずに、畳んだ状態の寸法で注文してしまうケース。また、カーテンレールの高さではなく、窓枠の高さで測ってしまうパターンもあります。測るときは必ず、カーテンを吊るした状態で、フックの位置から下端までの長さを測るようにしましょう。
リネン素材を使っている方への特別な注意
おしゃれなリネンカーテンを使っている方も、後付け遮光裏地は選択肢に入ってきます。ただし、リネンには縮みという宿命があります。
専門店「コロニアルチェック」の案内によると、リネンカーテンに遮光裏地を後付けする場合は、リネンの縮みを考慮して湯通し加工済みのものを選ぶか、あらかじめ裏地と縫い合わせて一体化する「ホテル仕様」に加工するのがおすすめとのこと。せっかく裏地を付けても、洗濯したらカーテンと裏地の丈が合わなくなった、という事態を避けるためには、この点をしっかり押さえておきましょう。
おすすめ商品をチェックしておく
記事の最後に、実際に購入可能な後付け遮光カーテンの商品名をいくつか挙げておきます。どれもAmazonなどで購入できる定番アイテムです。
- 後付け裏地カーテン MI(完全遮光ライナー) – カーテンズが販売する、遮熱・保温効果の試験データが公表されているモデルです。
- 後付け裏地カーテン(びっくりカーテン) – 名前の通り「びっくりするほど真っ暗」を謳う、ロングセラー商品です。
- ニトリ 後から機能+ 遮光・遮熱・遮音カーテン – ニトリが展開する後付けタイプで、手軽に試せる価格帯が魅力です。
後付け遮光カーテンは「事前チェック」で失敗ゼロに
後付け遮光カーテンは、買い替えより手軽に遮光性をアップできる便利なアイテムです。でも、取り付けられるカーテンのタイプが限られていること、仕上がりサイズでの注文になること、そして見た目の調整にひと手間かかるかもしれないこと——これらの“現実”を把握しておけば、がっかりする確率はぐっと下がります。
まずはこの記事の表を片手に、今お使いのカーテンが「可」なのか「不可」なのかを確認してみてください。それだけで、あなたの後付け遮光ライフはきっとうまくいきます。

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