遮光カーテンを選ぶとき、「1級」と「2級」の違いって、本当に体感できるレベルなのか――これ、すごく気になりますよね。結論から言うと、数字上の遮光率の差はわずか0.19%ですが、体感できる「部屋の暗さ」にはっきりとした差が出ることが多いです。ただし、ここに大きな落とし穴があって、選んだ「色」と「設置環境」によっては、1級を選んでも2級以下の暗さしか実感できないケースもあるんです。
この記事では、スペックだけではわからない「実際の使い勝手」と「購入後に後悔しないためのポイント」を、リアルなユーザーの声や専門店の見解を交えながら解説していきます。
遮光1級と2級、まずは基本のおさらい
改めて確認しておきましょう。遮光カーテンの「1級」と「2級」は、JIS(日本産業規格)L 1055 A法という試験方法に基づいて定められた遮光率のランクです。一般社団法人 日本インテリアファブリック協会の基準では、1級は遮光率99.99%以上、2級は99.80%以上とされています。
つまり、両者の遮光率の差はわずか0.19%未満。ここだけ見ると「ほとんど一緒じゃない?」と思ってしまいますよね。実際、多くの上位記事はこの数字の説明で終わっています。でも、実際にカーテンを選ぶときに重要なのは、この数字よりも「どれだけ部屋が暗くなるか」「自分の生活スタイルに合っているか」という体感と実用性の部分なんです。
ユーザーのリアルな声から見える「数字に隠れた失敗談」
実際に遮光カーテンを購入した人の声を集めてみると、等級以上に「色」と「サイズ」で失敗しているケースが目立ちます。
Yahoo!ショッピングのレビュー(2026年8月時点)では、遮光1級のカーテンに対して「遮光性は満足。部屋が真っ暗になって睡眠の質が上がった」「生地がしっかりしていて冬場の冷気を防いでくれる」というポジティブな評価がある一方で、「届いた色が画像と全然違っていた。カーキを選んだけどブラウンにしか見えない」「明るい色を選んだら、1級なのに思ったほど暗くなくてがっかり」「縫製が荒い部分があり、シワがひどい」といった不満の声も複数確認されました。
特に注目したいのは「1級=真っ暗」という過信。1級のカーテンでも、色が明るかったり、窓枠との隙間が多かったりすると、期待したほどの遮光性が得られないというのが、ユーザーが実際に経験しているリアルな落とし穴です。上位記事の多くはこの「色と遮光性の関係」を定性的にしか説明しておらず、具体的なデータや注意喚起が不足しています。
専門店が教える「1級の中にもランクがある」という事実
さらに掘り下げると、遮光1級の中にも実は細かいランクが存在します。カーテン専門メーカーの住江織物(スミノエ)によると、1級はさらに「A++」「A+」「A」「B」「C」の5段階に分類されているんです。
これは単なるメーカー独自の基準ではなく、生地の厚みやコーティングの種類によって遮光性能が異なることを示しています。つまり、「1級」というラベルだけで選ぶと、同じ1級でもかなり性能にバラつきがあるということ。この情報は多くの比較記事で触れられておらず、ここが大きな差別化ポイントになります。
また、カーテン専門店の見解(パーフェクトスペースカーテン館、2026年)によれば、遮熱・保温効果は「1級だから優れている」とは一概に言えず、商品ごとに付加される「遮熱加工」や「遮熱率」の有無に依存するとのこと。暖房費や冷房費を気にする人は、等級だけでなく「遮熱機能」の表示を必ずチェックする必要があります。
もっと知りたい人のための「超1級」と防音効果
最近では、「超1級遮光」や「遮光率99.999%以上」を謳う商品も登場しています。カーテン専門店ビックリーのコラム(2026年閲覧)では、このクラスの製品は「完全な暗黒」に近いレベルで、プロジェクターの使用や完全な防音を求める環境に向いていると紹介されています。
さらに、同コラムでは遮光カーテンの防音効果についても言及しており、特に高音域の音を低減する効果が期待できるとのこと。これは1級・2級の比較ではほとんど語られない視点で、マンションや幹線道路沿いにお住まいの方には見逃せないポイントでしょう。
1級と2級、どっちを選ぶべき?判断のフローチャート
ここまでの情報を踏まえて、あなたのケースに当てはめてみてください。
- 「とにかく真っ暗にしたい!」 → 1級を選びましょう。ただし、色は濃いめ(ネイビー、ブラック、ダークグレーなど) を選ぶのが鉄則です。明るい色の1級は、2級の濃い色よりも遮光性が劣って感じられることがあります。
- 「昼間も明るさは欲しい。程よい遮光で十分」 → 2級でOK。デザインのバリエーションも豊富で、コストも抑えられます。
- 「洗濯したい」 → この場合は2級が有利です。1級はコーティング加工が施されているものが多く、家庭用洗濯機での洗濯ができないケースがほとんど。2級は洗える商品が多いので、清潔に保ちたい方はこちらを検討してください。
- 「光熱費を節約したい」 → 等級ではなく「遮熱」「断熱」の機能表示がある商品をチェック。等級は関係ないので、各商品のスペックを確認しましょう。
- 「光漏れが気になる」 → 等級よりも設置環境の改善が効果的です。アジャスターフックや光漏れ防止レールカバー、マグネット式の留め具などを併用すると、格段に暗さが向上します。
おわりに:選ぶのは「数字」ではなく「あなたの生活」です
遮光カーテンの1級と2級の違いは、遮光率にして0.19%未満。でも、その差を「大きい」と感じるか「気にならない」と感じるかは、あなたの寝室の明るさや、朝日がどれだけ気になるかといった生活環境次第です。
大切なのは、「1級だから絶対良い」と思い込まないこと。色や設置環境、メンテナンス性、そして遮熱・防音といった付加機能までトータルで考えることで、はじめて「あなたにとっての正解」が見えてきます。スペックだけの比較記事にはない、実際のユーザーの生の声や専門店の知見を参考に、ぜひ後悔のない1枚を選んでくださいね。

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