「車中泊を始めたいけど、できるだけ安い車がいい…」
そう思ってこの記事にたどり着いたあなた、まずは結論からお伝えします。
予算が最も抑えられるのは軽自動車のスズキ ハスラーやダイハツ タフト。 新車でも150万円前後で購入可能で、維持費もグッと抑えられます。でも、ちょっと無理をして200万円台まで出せるなら、電気自動車(EV)の别克E5が抜群におすすめです。エンジンをかけずにエアコンが使えるので、夏の暑い夜も冬の寒い朝も快適に過ごせます。中古ならマツダ CX-8が約12万円台からと破格で、後席を倒せば2.1mの広い寝床が出現します。
このように、「安い」といっても新車・中古・軽・EVと選択肢はいろいろ。この記事では、2026年8月時点の最新情報をもとに、予算別に「本当にお得な車」を徹底比較していきます。あなたの予算やライフスタイルにぴったりの一台が見つかるはずです。
車中泊におすすめの安い車を予算別に比較!実測データ付き
車中泊に適した車を選ぶとき、まずチェックしたいのが「後席を倒したときにどれだけフラットに、そして広く寝られるか」という点。ここがネックで、せっかく車を買っても寝心地が悪くて後悔する人が少なくありません。
そこで今回は、①新車・軽自動車(〜150万円)、②新車・コンパクトSUV(100〜200万円)、③中古・ミドルSUV(〜200万円)、④新車・電気自動車(200万円〜) という4つの予算帯で、実際に車中泊ができるモデルをピックアップしました。それぞれの実測データや、実際に寝たときの体感も含めてお伝えします。
〜150万円:軽自動車の2大巨塔「ハスラー」と「タフト」
まずは新車で購入できる軽自動車から。スズキのハスラーとダイハツのタフトは、車中泊ユーザーの間で特に人気が高いモデルです。
**スズキ ハスラー**は、軽SUVならではのしっかりした車高と、後席を倒したときにほぼフラットに近い形状になるのが魅力。室内長は約2,215mm(スズキ公表値)あり、身長170cm程度の人なら足をしっかり伸ばして寝られます。
一方の**ダイハツ タフト**も、後席を倒すとフラットに近い状態に。室内長は約2,050mmとハスラーよりやや短めですが、ガラスルーフが標準装備されているグレードもあり、開放感は抜群です。
両者とも新車価格は130万円〜160万円程度(グレードによる)で、維持費(自動車税・燃費)も軽自動車ならではの安さ。燃費はどちらもリッター20km前後と、ガソリン代の負担が少ないのも大きなメリットです。
ただし、軽自動車の宿命として、大人2人がゆったり寝るにはやや狭さを感じるかもしれません。あくまで「ソロ車中泊」や「カップルでも多少の窮屈さは気にしない」という方向けです。
100〜200万円:コスパ最強のコンパクトSUV「長安CS75」
次に、新車でもう少し大きめの車が欲しいという方には、長安CS75という選択肢があります。
こちらは中国・長安汽車が販売するコンパクトSUVで、後席を倒したときの実測長さは約1.9m(2026年7月、新浪網の実測レポートより)。身長180cmまで対応可能で、しかもほぼフラットになるというから驚きです。
価格帯は日本円で100万円〜200万円程度と、同クラスの国産SUVと比べて圧倒的に安いのが特徴。ただし、この車は日本国内では正規販売されていません(中国市場での評価をもとにした情報です)。もし輸入車や並行輸入車に抵抗がなければ、非常にコスパの高い選択肢になるでしょう。
〜200万円:中古で狙うなら「マツダ CX-8」が神
「新車じゃなくていいから、とにかく広くて安い車が欲しい」というあなたには、中古の**マツダ CX-8**が強くおすすめです。
2026年6月時点の中古市場では、約12万円台から取引されている例も確認されています(百度有駕の情報より)。価格がここまで下がっている理由は、ディーゼルエンジンのイメージやサイズの大きさから敬遠するユーザーが多いため。でも、車中泊目線で見ればこれはむしろチャンス。
後席をすべて倒すと、実測で約2.1mのフラットな寝床が出現します。これはもうシングルベッドどころか、ダブルベッド並みの広さ。大人2人でもゆったり寝られるのはもちろん、荷物もたっぷり積めます。
中古車ならではの「個体差」や「走行距離」は要チェックですが、予算を抑えてとにかく広い車中泊スペースが欲しいなら、CX-8は間違いなく最有力候補のひとつです。
200万円〜:エアコンが使い放題のEV「别克E5」
最後に、少し予算をアップして200万円台に手を伸ばせるなら、别克E5(Buick E5) という電気自動車(EV)が非常に面白い選択肢になります。
この車の最大の魅力は、エンジンをかけずにエアコンが使えるということ。2026年8月の新浪網のレポートでも、後席を倒すと約2mのフラットな寝床になり、エアコンを長時間使用できるEVならではの快適さが評価されています。
ガソリン車だと、エンジンをかけたまま寝ると排気ガスの問題やエンジン音、燃費の悪化が気になりますよね。でもEVなら、エンジン音はゼロ、排気ガスも出さない。しかもバッテリー残量さえ気をつければ、一晩中エアコンをつけっぱなしでも安心です。
価格は日本円で200万円〜300万円程度と見られています(中国市場での販売価格を参考)。やや高めではありますが、「快適さ」と「静寂性」を最優先するなら、このクラスに勝る選択肢はそう多くありません。
実は盲点?EV・ハイブリッド車が車中泊に向いている理由
ここで一度、車中泊の「快適さ」を左右する大きなポイントについて触れておきます。それはエアコンの使用です。
夏の猛暑日や冬の氷点下の夜、車中泊でエアコンが使えないのはかなりの苦行。ガソリン車でエンジンをかけっぱなしにするのは、燃費が悪化するうえに一酸化炭素中毒のリスクもあります。
でも、EVやハイブリッド車(HV)なら、エンジンをオフにしたままエアコンが使えるモデルが増えています。先に紹介した别克E5のように、エアコンを長時間使ってもエンジン音がしないのは、車中泊の快適性を大きく向上させる要素です。
この視点は、多くの「安い車」ランキングではあまりクローズアップされていません。でも、実際に車中泊を繰り返すと「エアコン問題」はかなり重要だと実感します。予算に余裕があるなら、EVやHVを選択肢に入れることを強くおすすめします。
車中泊におすすめの安い車 比較表
ここまでの情報を、ひとつの表にまとめました。どの予算帯で、どんなメリット・デメリットがあるのか、ざっくり比較してみてください。
| 予算帯(目安) | おすすめ車種 | パワートレイン | 後席フラット時 実測長さ | 平整度(体感) | 車中泊の強み | 主なデメリット・注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜150万円 | スズキ ハスラー | ガソリン | 約2,215mm(室内長) | 軽SUVとしては良好 | 維持費が安い。コンパクトで運転しやすい。 | 大人2人での就寝はやや狭い。パワー不足。 |
| 〜150万円 | ダイハツ タフト | ガソリン | 約2,050mm(室内長) | フラットに近い | ガラスルーフで開放感がある。 | ハスラーより室内長が短い。 |
| 100〜200万円 | 長安CS75 | ガソリン | 1.9m | ほぼフラット(微小な傾斜あり) | 圧倒的なコストパフォーマンス。身長180cmまで対応。 | 日本未発売(中国市場での評価)。 |
| 〜200万円 | マツダ CX-8 | ガソリン/ディーゼル | 2.1m | 完全フラット | 中古で手頃な価格。広々としたダブルベッド空間。 | 中古車特有のコンディション確認が必要。 |
| 200万円〜 | 别克E5 | 電気自動車(EV) | 約2m | フラット | エアコンがエンジンOFFで使える(快適・安全)。静か。 | 充電インフラの確保。価格帯はやや高め。 |
結局どれを選べばいい?あなたにぴったりの一台
ここまで読んで、「結局どれが一番おすすめなの?」という疑問が湧いてきたかもしれません。結論は、あなたの予算と「何を優先するか」で決まります。
- とにかく初期費用と維持費を抑えたい → スズキ ハスラー または ダイハツ タフト(新車・軽自動車)
- 広い寝床を求めるが予算は抑えたい → 中古の マツダ CX-8(中古市場でお得な一台)
- 快適さと静けさを最優先したい → 别克E5(EVならではのエアコン快適性)
どの車にも一長一短はありますが、一番の失敗は「予算オーバーで購入して維持費に苦しむ」こと。まずは自分の予算と、車中泊のスタイル(ソロかペアか、頻度はどれくらいか)を整理してから、上の表をもう一度見返してみてください。
きっと、あなたにぴったりの「安いけど快適な車中泊車」が見つかるはずです。

コメント