車中泊に100均のカーテンを使う——それだけで十分なのか、それとも何か別のアイテムと組み合わせたほうがいいのか、結論から言うと「車種と使い方次第」です。たった110円のアイテムでも、正しく選べばプライバシー保護や遮光はもちろん、夏の暑さ対策や冬の断熱にも役立ちます。でも一方で、「サイズが合わなかった」「吸盤がすぐに外れた」という声も少なくありません。この記事では、実際にダイソーとセリアで販売されている車用カーテンを比較し、どんな車種に向いているのか、どう組み合わせれば快適性が上がるのかを、2026年8月時点の最新情報をもとに詳しく解説していきます。
ダイソーとセリア、車中泊カーテンの主要3タイプを徹底比較
まずは100均で実際に手に入る車中泊向けカーテンを、製品タイプごとに整理してみました。ダイソーの「マグネット付クルマ用カーテン」、セリアの「吸盤タイプのカーテン」、そしてフロントガラス用の「サンシェード」が主な選択肢です。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 製品タイプ | 主な販売店 | 価格(税込) | 取り付け方法 | 主なメリット | 主なデメリット | 適合しにくい車種 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マグネット式(メッシュ) | ダイソー | 110円 | 窓枠の金属部分にマグネットで貼り付け | 着脱が簡単、風通しが良い、収納しやすい | 完全遮光ではない、窓枠が金属でない車種には非対応 | 窓枠が樹脂の車、サッシュレスドアの車 |
| 吸盤式 | セリア | 110円 | 吸盤で窓ガラスに直接取り付け | 取り付けが最も簡単、位置調整が自由 | 遮光性はマグネット式より高いが完全ではない、経年劣化で吸盤が外れやすい | スライドドア車(使用不可)、窓ガラスに段差がある車 |
| 汎用サンシェード(フロント用) | ダイソー | 110円〜1,100円 | 吸盤とサンバイザーで固定 | フロントガラス全体を覆える、折りたたみ収納可能 | 専用品に比べて遮光性や断熱性が劣る場合がある、サイズが合わないと隙間ができる | フロントガラスの形状が特殊な車 |
この表を見るとわかる通り、どの製品にも一長一短があります。2025年6月に公開されたイチオシ編集部のレビュー(出典:Yahoo!ニュース エキスパート)では、ダイソーのマグネット式カーテンが「窓に対してゆとりがあるものの、完全な遮光には至らない」と評価されており、セリアの吸盤タイプは「軽自動車にはやや小さく、スライドドア車には使用できない」という注意点が指摘されています。
つまり、まずは自分の車の窓のサイズと形状、そしてどの程度の遮光性を求めるのかをはっきりさせておくことが、失敗しないための第一歩です。
車種別に見る!100均カーテンが「合う車」と「合わない車」
ここでちょっと気をつけたいのが、100均カーテンのサイズ感です。たとえばセリアの吸盤タイプは縦45cm×横65cmというコンパクトなサイズ。軽自動車のサイド窓にはちょうどいいかもしれませんが、ミニバンやSUVの大きな窓には明らかに足りません。イチオシ編集部の2024年7月の記事(出典:Yahoo!ニュース エキスパート)でも、この点ははっきりと指摘されています。
また、マグネット式に関しては、窓枠に金属部分が出ていることが絶対条件です。最近の車は樹脂パーツが多く、マグネットがまったくくっつかないケースもあります。その場合はドア上部の車体側フレームに貼り付けるという工夫も可能ですが、根本的には「吸着する金属があるかどうか」で使えるかが決まります。
そして意外と見落とされがちなのがスライドドア車への対応。セリアの吸盤タイプは公式にスライドドア車での使用が不可とされています。これは、ドアの開閉時にカーテンが挟まる危険性があるからです。このあたりは各メーカーの公式見解ではなく、あくまで製品仕様に基づく制約ですが、実際に使ってみてトラブルになるケースが報告されています。
ユーザーのリアルな声から見える「想定外の不満」
実際に100均カーテンを使った人たちの声をSNSやレビューサイトで集計してみると、いい評価がある一方で、いくつかの共通した不満も浮かび上がってきました。
ポジティブな声としては、「110円でこの手軽さはありがたい」「マグネット式は収納がコンパクトで便利」といったものが複数見られました。特にダイソーのマグネット式は、着脱のしやすさと収納性の高さが評価されています。
しかしその一方で、ネガティブな声も少なくありません。「サイズが合わず窓を完全に覆えない」「吸盤がすぐに外れてしまう」「スライドドアに使ったら挟まりそうで怖い」といった声が複数確認されました。特に吸盤タイプについては「経年劣化で吸着力が落ちる」という指摘が複数のユーザーから上がっており、長期間の使用には向かないという実態が浮き彫りになっています。
注目したいのは、これらの不満が上位の記事ではほとんど触れられていない点です。多くの情報サイトでは製品の紹介や基本的な取り付け方だけが書かれていて、「実際に使ってみるとこんなに不便だった」というリアルな使用感が不足しています。このギャップこそ、この記事でしっかり埋めていきたいポイントです。
100均カーテンだけじゃ足りない!快適性を上げる組み合わせアイデア
ここからが本題です。100均カーテンだけにこだわらず、他の100均アイテムと組み合わせることで、車中泊の快適性はぐっと上がります。特に夏場の虫対策と換気、冬場の断熱性は大きな課題ですが、これらも100均アイテムで解決できます。
たとえば、100均の網戸とマグネットテープを使えば、車用の窓網戸を約500円で自作できるという実例があります(出典:Lemon8、2022年7月投稿)。このアイデアは、虫をシャットアウトしながら換気もできるという点で非常に実用的です。また、突っ張り棒と遮光性の高い布地を組み合わせれば、既存のカーテンではカバーしきれない隙間を埋めることも可能です。
冬場に関しては、100均で販売されている断熱シートをカーテンの裏側に貼り付けるという手もあります。これだけで冷気の侵入をかなり防げるという報告が複数見られました。もちろん完全な断熱にはなりませんが、コストを考えれば十分な効果が期待できます。
吸盤タイプvsマグネット式、結局どっちを選ぶべきか?
ここまで読んで、「じゃあ結局どれを買えばいいの?」という疑問が湧いてくると思います。答えはシンプルで、車の窓枠に金属があるならマグネット式、ないなら吸盤式です。ただし、どちらも完全な遮光は期待できないという点は共通しています。
ダイソーの「マグネット付クルマ用カーテン」は、ワイドサイズとレギュラーサイズがあり、窓の大きさに合わせて選べます。風通しが良いので夏場に重宝しますが、夜間のプライバシー保護という観点では、光が漏れやすいというデメリットもあります。
一方、セリアの吸盤タイプは、マグネット式よりは遮光性が高いものの、サイズが小さめなので大きな窓には使えません。また、吸盤の寿命はだいたい1年程度という声もあり、消耗品として割り切る必要があります。
フロントガラス用にはダイソーで後ガラス用サンシェード(50cm×100cm)や、傘のように開くタイプのサンシェード(1100円)も販売されています(出典:note、2024年)。これらは停車中のフロントガラスからの日差しや覗き込みを防ぐのに役立ちます。
ここが盲点!道路交通法と100均カーテンの正しい使い方
最後に、絶対に押さえておきたいのが法律の話です。100均カーテンを含む車用のカーテンは、走行中に使用すると道路交通法違反になる可能性があります。特に運転席や助手席の窓にカーテンを装着したまま走行すると、視界が妨げられるため違反とみなされるケースがあります。
100均カーテンはあくまで停車中の車中泊を想定したアイテムです。走行中は必ず取り外すか、あるいは後部座席やリアウィンドウなど、運転に支障のない場所だけに使用するようにしてください。この点は多くの情報サイトでも触れられていますが、実際に「走行中も付けっぱなしにしていた」という声も見られ、改めて注意喚起が必要だと考えます。
まとめ:100均カーテンは「組み合わせ」と「車種合わせ」が鍵
車中泊に100均カーテンを使うのは、決して間違いではありません。むしろ、110円というコストで一定のプライバシーと遮光性を確保できるのは大きな強みです。ただし、そのまま使うだけでは不完全さが目立ちます。
重要なのは、自分の車の窓のサイズや形状、金属部分の有無を事前にしっかり確認すること。そして、網戸や断熱シート、突っ張り棒といった他の100均アイテムと組み合わせて使うことで、快適性を大きく向上させることができるという点です。
ダイソーのマグネット式、セリアの吸盤式、そしてフロント用のサンシェード——それぞれに特徴と向き不向きがあります。この記事で紹介した比較表やユーザーのリアルな声を参考に、あなたの車とスタイルにぴったりの組み合わせを見つけてください。100均だからこそ、いくつか買って試してみるという選択肢もアリです。ぜひ、自分に合ったベストな車中泊環境を整えてみてください。

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